アムトラックには食堂車があるけれど売店も捨てがたい!
アムトラック乗車記もいよいよ最終回。車内売店と終点・シカゴ駅のレポートです。
アムトラックの長距離路線には食堂車が連結されていますが、1食30ドル程度かかるので安くはないんですね。
なので普通車で旅する人たち向けに、かなりしっかりした売店が用意されています。
入り口はこんなふうになっています。場所は展望車の1Fだったかな。
面白いことに営業時間が不定期で、いつ開いているかは車内放送で案内されるというシステムです。
売店の内部はこんな感じ。所狭しと詰め込まれたスナック、ドリンク、サンドイッチ、そしてコーヒーサーバー。
利用しているはほとんど普通車の乗客のみなさんのようですが(寝台車のお客さんは三食とドリンクが無料なので)、みんな退屈しているのかいつも賑わっていました。
売店のメニューはこんな感じだ!
売店のメニューもご紹介しましょう。
ヨーグルト2.5ドル、ミルク2ドル、アイスティー2.75ドルとアメリカ基準なら結構良心的なお値段ですが、日本人的には高いな~と思っちゃいますね!
チーズバーガーやピザは7ドル近くするので、これにドリンクとデザートとサラダをつけたら20ドルくらいになってしまいます。
これならもう少し出して食堂車に行ったほうがいいなあと思いました。
マルちゃんのインスタントラーメンが売ってる!
驚いたことに、マルちゃんのチキンヌードルが売られていました!!!
試してみようかと思ったのですが、寝台車利用でまるでお腹がすいておらず断念しました。
とはいえ、お土産でひとつ買えばよかったかもしれません。
アメリカのインスタント麺は日本メーンーのものでもビックリするほどまずいので、まあよかったのかな…。
食べ物を仕入れたら展望車(ラウンジカー)へ…。
というわけで食べ物と飲み物を仕入れたら、展望車(ラウンジカー)で休憩しましょう。
ここは寝台車の利用者も、普通車の利用者も使えます。
いいでしょ!ここ!!!
こんなところでコーヒーを飲めたら最高だな、と思うでしょ?
最高なんです実際に。
寝台車の旅は退屈かというと、まったくそんなことありませんでした。
車窓、他の乗客とのふれあい、美味しい料理。
ガタガタ揺れる上に列車も遅れまくるのですが、もう1泊くらいしたいな、と思わせる旅でした。
いよいよシカゴ・ユニオンステーションへ…
そんなわけで、この大冒険もそろそろ終わりです。
2泊3日、列車はアメリカ大陸を横に走り抜けて、シカゴのユニオンステーションへと滑り込んでいきます。
到着!
シカゴ・ユニオンステーションのホームは予想に反して真っ暗でした。
車両がメチャクチャ長いので、光が届かずこうなっちゃうんですね。
顔見知りの乗客とお別れをして、車掌さんにチップを渡し(10-20ドルくらいのようです)、シカゴ駅のホームへと降り立ちます。
人生最長の鉄道旅行でした。
旅が終わった達成感を味わいたいところですが、次から次へと列車から人が出てきます。押し出されるようにして、荷物をピックしに行きます。
そのまま案内板に沿ってバゲージクレームへ。不思議なことに、荷物を待っている人があまりいません。
みんなスーツケースを普通に車内手荷物で持ち込んでいたようです。
とはいえ、私は総計1週間のアメリカ旅なので、アメリカ人より荷物がでっかいです。車内は狭いので、素直に預けておいてよかったなと思いました。
シカゴ駅にはアムトラックの路線図がありました。この中央部分をぶち抜いて、カリフォルニアからイリノイまで爆走したわけです。
一生の思い出となりました。
シカゴ駅を出て、ホテルに荷物を置いて、夜のシカゴへ。
ウルトラクイズと違い、特に誰に褒めてもらえるわけでもない旅なのですが、この風景はちょっとした賞品でした。
シカゴではシカゴ美術館、シカゴループ、アーリントンパーク競馬場などに訪問したのですが、そのレポートもいつかお届けしたいと思います。
というわけで、長らくお読みいただきありがとうございました!
アムトラック・サウスウエストチーフ号乗車記(2019)
サウスウエストチーフ号乗車記 1
サウスウエストチーフ号乗車記 2
サウスウエストチーフ号乗車記 3
サウスウエストチーフ号乗車記 4
サウスウエストチーフ号乗車記 5(終)