30万クラスの高級機らしいOLED55C3PJAの画質
LGの最新型(2023年)有機ELテレビ「OLED55C3PJA」がヨドバシカメラでびっくりするくらい安かったので、思わずぽちってしまいました。
本当はMiniLEDのREGZAを買うつもりでお店に行ったのですが、色々と勘案して、悩みに悩んでこちらになりました。
(MiniLED機はゲーム用にINNOCNの27M2Vを持ってるというのも決断の背景にあります)
夜景や暗いシーンではやはり有機ELが有利
やはり30万円クラスのテレビだけあって、画質は素晴らしいです。特に、夜景や黒を際立たせたHDR映像を見ると、息を呑むような美しさです。
続いて映画や古いアニメをBlu-rayでかけてみましたが、暗部の表現がしっかりしっとりしているので、古い液晶テレビ(REGZA 43J10X)と比べて映像に立体感が出たというか、奥行きの違いを感じました。
とはいえ輝度は液晶にはかなわない
と、ここまで褒めまくってきましたが、それでも昼の明るいリビングでは液晶と比べて輝度不足だと思いました。
色くすみを感じるほどの暗さではないのですが、パリッとした液晶から買い替えると、やや不満に思うのではないでしょうか。とはいえ、夜の部屋ではまぶしいくらいに明るいです。
MiniLEDと有機ELのどちらが高画質?
個人的に、今はMiniLED機がディスプレイとしては攻守最強だと思うのですが、HDRよりも暗部の表現を取るなら、有機ELのほうにまだアドバンテージがあると感じました。
ドラマや映画、アマプラやネットフリックスという大型テレビのメインソースには、派手なHDRコンテンツもあんまりないですしね。地上波のテレビなどは言わずもがなです。こういうソースを見ることが多い人には、有機EL機のほうが満足度が高いように思います。
ゲームやアニメにはMiniLED機を勧めたい
逆に、ゲームやアニメにはMiniLED機が良いと思います。理由はCGベースで映像が作られているコンテンツなので、実写よりもHDR化が一気に進むと予想されるからです。
よいHDRをMiniLED機で見ると、やはり何かしらの驚きがあるものです。ただ目にも負担が大きいので、やはり27インチくらいのMiniLED機をゲーム用に買うのがいいかなあと思いました。
9.1.2ch対応だが音はいまひとつか…?
LGのテレビは音が良いことで有名らしいのですが、実際にドルビーアトモスを有効にしてあれこれ聞いてみたところ、ボーカルやセリフなどの中域が奥に引っ張られ気味で、やや不満が残るものでした。
自分はニュースやナショナルジオグラフィックなどもけっこう見るので、やはりセリフの聞きやすさも重要です。結局、一度外したはずのDENONのDHT-S216を再接続してしまいました。映画と使い分けることになるかなと思います。まとめると、
まとめ・OLED55C3PJAは映画好きにはたまらない、夜のテレビだ!
という感じでしょうか。なぜか激安のヨドバシカメラで買えば、買って損したと思うことはないと思います!