北朝鮮・平壌国際空港の免税店めぐり
空港での楽しみといえば、展望台にラウンジ、そして免税店でのお買い物ですね。北朝鮮の空港にも免税店があるのか、どんなお土産を売っているのか、直接現地からレポートします!
出発ロビーはこんなかんじ
というわけで、偉大なる社会主義祖国から中国に向かうため、平壌国際空港(FNJ/順安空港)に到着です。免税店その他で買い物をするため、出発の3時間ほど前に到着したので、空港内はガラガラ。もっとも客がいなさすぎて、出発直前になってもガラガラだったのですが…。
チェックインカウンターも完全に無人で、どうやら90分くらい前にならないとオープンしないようです。ガイドさんに許可を貰って、免税店(無税国家という建前なので、免税店とは言わないかも)でのお買い物に出発しましょう!
平壌空港の免税店は結構バリエーションがある
平壌空港には一般的なお土産物店、家電の店、おもちゃや子供用品の店と、意外とバリエーションのあるショップが揃っています。
お土産物屋は平壌市内の店をグレードアップした感じで特筆する点なし、子供用品の店は閉まっているという有様だったので、家電の店に行ってみましょう!
北朝鮮製のタブレットやモバイルバッテリーが買える
というわけで、家電の店に到着。デジカメやSDカードといった空港にありがちな品物のほかに、ありました。北朝鮮・ハナ社製のテレビや、アリラン社製のタブレット。そしてノートパソコンもありますよ!
タブレットは大きさや容量別に3種類ありますが、中身は同じOSのようです。さっそくアリラン社製のタブレットを手に取ってみましょう。電源を入れると、「あーりらんあーりらんあーらーれーよー」の音楽と共に、Androidカスタムの怪しいUIが立ち上がりますw
バージョンは忘れましたが確か4.4.4で、動作は全体的にモッサリしています。朝鮮語以外のロケールも選択できるので、普段使いに最高ではないと思いますがまぁいいのではないでしょうか。
お値段も1万円ほどとお手頃だったので、数人が「買う」と言ったのですが、残念ながら在庫なし。注文してもいつ入ってくるか解らない品物だそうで、生産能力に問題があるか、国内の需要が案外ぶ厚いのかもしれません。欲しい人は平壌到着時に買うか、在庫がなければそこで予約して、最終日に受け取るという方法がよいでしょう。
北朝鮮製のデスクトップPCやノートパソコンもあるぞ!
そして北朝鮮製のノートPCや、アップルっぽいデスクトップPCもあったので、係の人に電源を入れて貰いました。プルンハヌル社製。
こちらもアンドロイドカスタムの怪しいOSが走っているのかと思いきや、普通にWindows8.1。他のノートPCも起動してもらいましたが、これまた普通にWindows機でした。
米帝にライセンス代金を払っているのか、Windows10にアップグレードできるのか等、購入して調べてみたくなったのですが、パソコンとしてあまりにも普通なためパスしました。
制限エリアにはモランボン楽団の店がある!!!
一般エリアのお店はこれくらいですが、制限エリア内にはなんと、モランボン楽団のDVDを売るお店があります。ガイドさんによると、北朝鮮ではここでしか売られていないとのことで、出発前に必ず押さえておきたいお店ですね。
肝心のお値段は、1枚500円ほど。NTSC、PAL、SECAM版があるようで、係の人に「どれですか」と聞かれます。日本の方は「日本で見るのでNTSC版で」と伝えましょう。
制限エリア内にはガイドさんが入ってこられないため、タイトルは自力でハングルを読む必要があります。なので「モランボン楽団の金日成大元帥万々歳が聞きたい!」みたいな方は、ハングル訳をプリントアウトして探しましょう。
というわけで、北朝鮮の空港免税店でした。次回は「北朝鮮にスターアライアンスラウンジはあるのか」編でお会いしましょう。チャル タニョオセヨ!
北朝鮮旅行記・俺の北朝鮮 2016訪朝シリーズ
北朝鮮そのものへ行ってきた北朝鮮旅行記。北朝鮮への行き方や平壌国際空港(順安空港)のディープな探検記を掲載しています。
北朝鮮旅行に行きたい人への旅行申込方法など、スタートガイド。
飛行機ファンなら気になる平壌国際空港のガイド。
北朝鮮のお土産は平壌国際空港の免税店(?)が一番良いという話。
平壌国際空港のラウンジについて。
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