北朝鮮・平壌国際空港がリニューアルされた!
80年代どころか60年代にまでタイムスリップしたような、古めかしい北朝鮮の平壌国際空港(FNJ/順安空港)がリニューアルされたというので、探検に行ってみました。
北朝鮮旅行にはガイドさん兼監視員が必ずついてくるのですが、第2ターミナルはほとんど問題なく、隅々まで見せてくれました(国内専用の第1ターミナルも隣接しているので、こっそり行ける模様)。
写真撮影もまったく自由で、望遠で駐機している機体を撮りまくってもおとがめなし。いまだに空港での写真撮影ができない傀儡国家とはえらい違いですね。
※ガイドさんにお願いして、北朝鮮滞在中3回も訪れたので、撮影日の違う写真が混在しています。
平壌空港にはアントノフやイリューシンがゴロゴロしている
というわけで、北京空港から2時間ほど飛んで、北朝鮮・平壌国際空港(FNJ/順安空港)に到着です。
飛行機の中からパチリ。以前の空港には首領様・将軍様の肖像画が掲げてあったようですが、なくなっていますね。そして沖止めからの徒歩移動かとおもっていたのですが、普通のボーディングブリッジがありました。
なんだか普通の空港っぽくて少し悔しいのですが、圧巻なのは滑走路脇の駐機場。イリューシンやツポレフといった見たことのない飛行機がゴロゴロ転がっています。もちろん、高麗航空の所属機!
高麗航空はロシア機の航空博物館!?
というわけで、平壌空港に駐機してあった高麗航空の飛行機をご紹介しましょう。まずこれは、尾翼形状とエンジンから、ツポレフのTu-134B-3だと思います。違ったらすいません。
同じくTu-134。上の写真と下の写真で色が違いますが、下の方が高麗航空の新塗装なのだそうです。スッキリしてて、どことなく米帝のユナイテッド航空に似てますね。
これは制限エリアから撮影。正面の顔つきから見て、イリューシンのIl-76MDだと思います。
そしてお隣には、イリューシンIl-62(多分)が。
ちょっと遠いのですが、これはツポレフのTu-54Bですかね…。
どれもエンジンと窓ガラスにカバーがかけられていたので、部品抜き用かなにかで使用されていないのかなと思ったのですがどれも、普通に運用されている機体のようです。
平壌空港の到着ロビーへ!
けっこう厳しい税関検査(パソコンやタブレットは起動させて、中のフォルダまで調べられました)を終えて、平壌空港の到着ロビーへ。こんな感じです!
人が全然いない!
それもそのはず、日によっては1日4便くらいしかなかったりするんですね。我々の乗ってきたエアチャイナはこの日2本あるうちの最終到着便で、空港でしばらくチンタラしていたら、本日は営業終了とばかりに照明を落とされましたw
平壌空港・到着ロビーの売店を探索
平壌空港にはカフェやお土産物屋さんもあるのですが、カフェは何の変哲もないカフェで、お土産物屋さんも平壌市内と大差なかったので、到着ロビーの売店についてレポートします。
きれいな販売員のおねえさんがいますが、客がいないので仕事もしていないご様子。
ここでは軽食とソフトドリンク、高級酒が売られているのですが、客がいないせいか軽食はケースだけで中身なし。酒は洋酒の瓶がメインで、サントリーのウイスキーとチョーヤの梅酒がなぜかふんだんに揃えられています。
ソフトドリンクは共和国っぽいものがあるかと思ったのですが…。
第三世界っぽい知らないブランドのジュースと、あとポッカの缶コーヒー類がいっぱいありましたw
SIMカードと両替、ATMについて
両替兼用SIM販売カウンター、ATMは到着ロビーにあるのですが、基本的に旅行客が使うことはないと思います。ATMは北朝鮮の銀行のキャッシュカード用、両替はできず(外国人は外貨で買い物する)、SIMカードは3G通信ができるものの100MBで15000円という有様なのです。詳しくは「北朝鮮への行き方は案外簡単。初心者向け旅行ガイド!」をご参照ください。
長くなってきましたので、出発ロビーや制限エリア、ラウンジについては次回!
北朝鮮旅行記・俺の北朝鮮 2016訪朝シリーズ
北朝鮮そのものへ行ってきた北朝鮮旅行記。北朝鮮への行き方や平壌国際空港(順安空港)のディープな探検記を掲載しています。
北朝鮮旅行に行きたい人への旅行申込方法など、スタートガイド。
飛行機ファンなら気になる平壌国際空港のガイド。
北朝鮮のお土産は平壌国際空港の免税店(?)が一番良いという話。
平壌国際空港のラウンジについて。
北朝鮮でSIMを買ってスマホを使う方法
北朝鮮に行くとアメリカに行けないというのはデマです。行けます。でもスーパー面倒ですという話。