ムンバイの競馬場はマジで楽しかったぞ!
インド・ムンバイの競馬場に行ってきました。コロナが流行りだす直前なので旅行ガイドになるかはわからないのですが、雰囲気が昭和全開で最高オブ最高なので、写真だけでも見ていってください。
というわけでムンバイの競馬場「Royal Western India Turf Club Ltd」です。最寄り駅の名前をとってマハラクシュミ競馬場とも言われています。
駅からテクテク歩いて門をくぐるといきなり穴場となっており、ご覧の通り完全に昭和の場外馬券といった風景です。
脇には各新聞の予想をまとめたボードが。手前のじいちゃんは新聞の目を必死に書き写しているようで、他人のような気がしません。
個別の穴場はこんな感じです。左はハイデラバード競馬場の場外売り、真ん中がムンバイ競馬場の本場売りですね。イギリスの旧植民地だからかブックメーカーも存在しており、こちらは日本と同じトータリゼータ方式のほうです。
レースを見るインドの競馬おやじ達。なんかもうほんと他人のような気がしません。ここにいる人の半分くらいは平日の川崎競馬場にいるのではないでしょうか?
それではコースに出てみましょう。っていうかスタンドからコースに出る風景ってほんと世界中どこでも同じですね。ここも笠松競馬場かどこかだと錯覚してしまいそうです。
一般のスタンドはこんな感じ。ぶっちゃけボロくて設備も古く、かつ暑いのでレース中以外は人がぜんぜんいませんでした。レース中も涼しい穴場エリアのほうにみんないるようです。
ゴール線はこんな感じです。ミラーがあるのでちゃんと写真判定をしていると思うのですが、手前に審判塔があるのは昔の名残でしょうか。
インドの競馬場でも馬場に犬が乱入します。猫が乱入する大井競馬場みたいですね。
スタンドはボロボロなのですが、パドックはご覧の通りの美しさ。ぶっちゃけ社交の場としてはこちらと地元ターフクラブの会員用スタンド(?)が用いられているようです。一般席とはほんとにクラスが違うなあという感じです。
インドの馬主さんは華やかですね。
誘導馬が出てきました。インドでも芦毛・白毛の馬が誘導をしているようです。
こちらでは厩務員さんが乗った状態でパドックに出てきます。
いよいよレースへと向かいます。
本馬場入場。
レースっぷりは日本の競馬と遜色なく、直線では熱い叩き合いを見ることができます。ジョッキーは白人が多い気がしました。
インドの競馬おやじ達もヒンドゥー語で差せとか残せとか叫んでいるはずです。そしてレースが終わると日本同様に下を向いて予想を始めます。
インドと日本の競馬場のいちばん違いは、地下馬道がないことでしょう。レース後のジョッキーは観客席の合間を縫って引き上げていきます。多分テメーコノヤロウ残せよクソーとかヒンドゥー語で言われているはずです。
夕日のなか、いよいよ最終レースを迎えます。インド亜大陸の夕暮れは本当に壮大で美しいです。
砂塵を舞い上げながら、夕日に向かって走りきったお馬さんたち。果たして勝ったのはどの馬か…?
勝利騎手が帰ってきました。夕日を背に、やんやの喝采を浴びて観客の中をくぐり抜けていきます。このシーン、カッコよすぎてシビレました。スタンドとコースが完全に切り分けられた、今の日本の競馬にはない何か、という気がします。
インドでも馬場の整備は人力です。きょう一日、ありがとうございました!
インド・ムンバイ競馬場(マハラクシュミ競馬場)へのアクセス
インド国鉄・マハラクシュミ駅下車すぐ。治安が良いとは言い難いエリアなので、できればUberなどで訪問するのをおすすめします。
開催日は不定期(インドは競馬場がたくさんあるため入り乱れている)なので、必ず下記のホームページを確認してから出掛けてください。
URL:http://www.rwitc.com/
Facebook:https://www.facebook.com/rwitcmumbai/
Twitter:https://twitter.com/rwitcmumbai