カメラのクリーニングにエタノール(アルコール)を使って良いのか?という話題がfacebookに上がっていたので、チト調べて見ました。
アルコールだと樹脂が浸食されるのでどうなんだろうか、という話ですね。
実際のところ、アルコールは樹脂を浸食するので、オーディオ業界では某F先生などを中心に、使うな派がいたりします。さてカメラでは?
結論から言うと、メーカーや部位による模様w
例えばニコンのクリーニングキットの説明書きは「無水エタノールを薬局で買ってこい」とあるので、おそらくアルコールでチョチョっと拭いた程度では浸食しない素材が(カメラ内で)使われているのだと思われます。レンズもこれで拭いてよいらしいので、コーティングもハゲないという自信があるのでしょう。昔のレンズのコーティングなんかはそれでもヤバいという人がおりますが。
いっぽう他社はどうか。
例えばオリンパスが出してるクリーニング液(EE-3310とか)は、アルコールにシリコン溶剤を混ぜているご様子。
というか、オリンパスが銅製品の解説資料としてエタノールと自社製品の樹脂浸食テストみたいな表を作っていました(PDF)。
製品ごとの成分差と、どの汚れに強いかという比較も乗っていて、けっこう勉強になります。
というわけで、結論から言うと、ニコン様を信じるニコンユーザーは男らしくエタノール。心配な人はEE-3310。
小生はニコン様を深く敬愛していますが、EE-3310かEE-6310をオーダーしようと思いますw
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