フィリピン航空ではANA上級会員が無意味?
「ANAのホームページが大ざっぱでよくわからん…PR便名のチケットでラウンジが使えるんだろうか…」
ゴールデンウイークはフィリピンでポーカーしつつ、貯まっていたクリエイティブの本を読み倒してきました!
今回はいつものANA便でなく、GWにも関わらず5万円ちょいで買える、フィリピン航空のエコノミーを、フィリピン航空の公式サイトから購入して利用。
この場合で気になるのが、PR便名のチケットで、ANAの上級会員がフィリピン航空利用時に、ラウンジ入室や優先チェックインのサービスを受けられるかどうか、です。
ANAのホームページは大ざっぱで、どのケースでなにがどうなるのか、正直よくわかりません。
フィリピン航空にいたっては、ホームページになにも書いてありません。
少ない情報を読みこなしていくと、フィリピン航空で発券しようが、ANAで発券しようが、ANAとの共同運行さえになっていれば、ANAの上級会員(ダイヤモンドメンバー、プラチナメンバー、スーパーフライヤーズ会員)なら、優先チェックインカウンターやラウンジが使えるように読めます。
旅慣れた方なら解ると思いますが、優先チェックインとラウンジがあるとないとでは、旅の疲労度が全然違います…。
そこで今回、羽田空港のカウンターとラウンジで、何がどう使えるのか直接聞いてきました。
結論、ANA上級会員なら大体なんでも使える!
まず空港の優先チェックイン。
これはレーンにダイヤモンド・プラチナ・スーパーフライヤーズ(SFC)の表記があり、しれっと普通に利用することができました。
そしてチェックイン時にSFCカードの提示を求められたのですが、ここではSFCカードだけでなく、ラウンジカードも見せる必要があります。
SFCカードだけを見せると何も起こらず、ラウンジカードを見せるとインビテーションが貰えるからです。
いや、ラウンジカードありますか~って聞いてくださいよ。不親切にもほどがある…。
小生はうっかりSFCカードだけを見せてしまったのですが、ANAラウンジでラウンジカードを見せて交渉したところ、すんなり入室するとこができました。
マニラ空港ターミナル2のマブハイラウンジも使える!
そしてANAラウンジのお姉さんに聞いたところ、マニラ・ニノイアキノ国際空港ターミナル2にある、フィリピン航空のマブハイラウンジも、PR便名で予約したANA上級会員は使えるそうです。
ただし、必ずチェックインカウンターでラウンジカードを提示してくださいね、と念を押されました。
ニノイアキノ国際空港で実際に試してみたところ、確かに上記ルールで入室することができました。
種明かしをすると、フィリピン航空などのスターアライアンスメンバーではない提携航空会社では、ANAと使っているシステムに互換性がなく、SFCカードそのものでは搭乗券の情報と会員資格を照合できないのだそうです。
そこでラウンジカードを別途こさえて提示するルールになった、ということなのでしょう。
どうしてスーパーフライヤーズカードとラウンジカードが別個に来るのか不思議に思っていましたが、そういうことだったんですね。
完全にANAと関係ない便には注意!
ANAの公式ページにもあるように、スーパーフライヤーズメンバーなど、ANA上級会員がフィリピン航空で優先サービスやラウンジ利用を認められるのは、ANAとの共同運行便だけになるようです。
要するにANAと共同運行していない、コードシェアでもなんでもない路線では、優待を受けられないということです。
フツーの日本人が、フィリピン航空のマニラ発日本以外行きetc..に乗ることはあまりないと思いますが、こういうケースに遭遇することもあるにはあるので、やはりプライオリティパスは捨てられないですね…。
ANAダイヤモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズ会員がフィリピン航空を使う際の優待サービスまとめ
ざっくりまとめます。
- ANAとのコードシェア便であれば、フィリピン航空のサイトで買ったPR便名のチケットでも、ANAのサイトで買ったNH便名のチケットでも、優先チェックイン、優先登場、ラウンジ利用など、優待サービスは受けられます。
- ラウンジはマニラのニノイアキノ国際空港、ターミナル2にあるマブハイラウンジが利用できます。
- ただしラウンジ利用にはスーパーフライヤーズカードなどの上級会員資格カードだけでなく、ラウンジ利用カードが必要です。
- ANAとコードシェア運行になっていない、完全にANAと独立したフィリピン航空運行便では、各種サービスは受けられないようです。
というわけで皆様、フィリピン航空でよい旅を!まぶはい!