ヘルニア患者だから、ユナイテッド航空のビジネスクラスに乗ってみた
腰椎椎間板ヘルニアを発症して以来、乗り物が怖くて仕方ありません。趣味の海外旅行にも二度と行けなくなるのか…行けたとしても毎日ボルタレンの座薬を持ち歩くのか…そんなことを悩んでいたのですが、一念発起して近場のグアムに行ってみることにしました。
が、ビビりなので、まずはビジネスクラスにて実験です。
選んだのは、ユナイテッド航空の成田-グアム。UA874+UA828。
この路線は国際線ビジネスのくせにエラい安いのですが、何故かというとシートがショボいから。ユナイテッドの成田=グアムはもともとコンチネンタル航空の路線で、米本土=ホノルル=グアム=成田という経路で運用されている、アメリカ国内線のオマケなのです。そのため、機材もアメリカ国内線仕様のしょっぱい機材になるわけです。
まあ要するに、国際線ビジネスとして売られてはいるのですが、座席は米国内線のUnited Firstと同じもの。
かつ、上級会員はインスタントアップグレードでポンポン無料にてアップグレードされる座席らしく、要するに
わざわざ金払って乗る奴は馬鹿
というなんちゃってビジネスです。小生はマイル修行のため、金を払いましたが…。
(余談ですが、ビジネスクラスでANA SFC修行中の方には、NRT-GUMは悪くない路線なのです。マイル加算率が125%、ブッキングクラスがZなので、計算上1PP=15.5円くらいで獲得できます。)
注意・現在は便名がUA197に変わっています
UAとANAがグアム線に力を入れだしたのか、スターアライアンス勢で1日3便もグアムに飛ぶようになりました。現在はUA827とUA824がボーイング777で運用されており、UA197がボーイング737です。
UA827はANAとのコードシェア(NH6454)もあるので、ガチな国際線仕様だと思ったのですが、調べたところ2016年の現在でも、小生が乗ったへちょい機材が充当されているようです。
でも腐ってもビジネスクラスですよ
とまあ、悪口ばかり書きましたが、米国内線仕様とはいえシートはやはりエコノミーより良いです。
ふわふわのブランケットと枕も提供されるので、これを背中に挟むのがヘルニアン的にはGOOD。想像以上にラクでした。
シートピッチが狭い(エコノミープラスと大差なし)のが難点ですが、1列を取れば足下は広々。かなり快適です。
また座席はしょっぱいのですが、サービスはビジネスと同様なので、コートの預かりやらラウンジやら優先チェックインやら、ヘルニアン的には嬉しいサービスが受けられます。
機内食もエコノミーと比べれば相当にまとも
写真は帰りの便の朝食ですが、ちゃんとしたトロトロのオムレツでした。機内食でオムレツというと、冷凍食品のクソまずいやつを連想しますが、これはパンにつけて食べられるレベル。
そんなわけで、個人的にはチケットの安さもあいまって、
グアムに行くときは絶対ビジネスにする
という気持ちで一杯なのですが、一つだけ文句をつけたいのはグアム空港のラウンジ。
UA828だけかもしれませんが、ユナイテッド・クラブと搭乗ゲートがえらい離れており、なおかつゲートの真っ正面にサガン・ビスタ・VIPラウンジという別のラウンジがある屈辱ぶりなのです。
小生はプライオリティパスユーザーなので、ユナイテッド・クラブには入らず、こちらのラウンジに入りました。
ドリンク、フード共に成田のユナイテッド・クラブと同じくらいショボいのですが、このラウンジはなんと
キムチが食べ放題です。
いや、食べませんでしたけど…。