1枚140円→36円に大暴落!新大久保の闇マスク価格推移をまとめてみた

2020年5月7日

新大久保の闇マスクが値崩れしているので価格の推移をまとめてみた

ここ1ヶ月ほど日本全国がマスク不足で大騒ぎしていましたが、我が街・新大久保にはいつも大量の店頭在庫があります。
ネットでは転売業者が抱え込んでいたものと言われていますが、店頭に山積みになっているダンボールに貼られた伝票などを見ると、中国などから新たに輸入されたもののように思います。
☆従来の価格で売られているドラッグストアのマスクと区別するため、便宜上これを闇マスクと呼ぶぶことにします。

50枚1900円のマスク

要するに、4月半ばから品物が潤沢に入るようになってきたのでしょう。5月6日現在、とうとうバルク品で50枚1800円、箱入りでも50枚1900円までに値下がりしています。
というわけで、マスクの値崩れ具合を(高い品物をつかまされている)全国のみなさんに伝えたい、そしてこのマスク騒動を記録したいという思いをこめて、新大久保マスク市場の価格推移を時系列でまとめてみました!

スパイス屋で驚きの1枚140円(2020年4月3日)

まずは3月下旬あたりから、少しずつですが新大久保の街にマスクの在庫が出始めました。主にイスラム圏のスパイス屋さんが取り扱っていましたように思います。
ニュースでは老人の買いだめ問題が連日報道され、マスクを巡って日本全体のメンタルがおかしくなりつつありました。
4月3日の時点では、バングラデシュ人のやっているスパイス屋の国産マスク(本当に?)が税込み5枚700円、1枚あたり単価140円という眼の飛び出るようなお値段でした。

新大久保の闇マスク

しかし品物自体が街にそれほどは無かったので、この値段でもそこそこ売れていました。ちなみにこれを売っていたスパイス屋さんはマスクをほぼ捌いたからか、4月下旬にサクッっと営業を自粛して休業に入りました。
↓このマスクの中身や品質についてはこちらのレポートをどうぞ。

韓流ショップにも品物が並びはじめ、1枚72円~130円(2020年4月7日)

このあたりになると、スパイス屋さん以外にもマスクを取り扱う店が増えてきました。
また、韓国コスメのお店と韓国系のスーパーがマスク供給の主役?になってきます。品物はほぼ中国製です。そしてとうとう、ドン・キホーテにもマスクと消毒液が並び始めます。

自分のツイートの引用で恐縮ですが、4月7日の時点ではバングラデシュ人のお店が税込み1枚130円、ドンキ黒ウレタンマスクが税抜き1枚298円、パキスタン人のお店が税抜き1枚72円、某韓流ショップが税込み1枚110円、ソウル市場が税込み1枚100円という価格でした。
(ツイートでは税込みと税抜が混ざっていました。多分ですが上記のとおりです。わかりにくくてすいません)
ちなみにドンキでは手指消毒アルコールが980円、謎の除菌剤が999円で売られ始めました。

新大久保の50枚5000円のマスク

先述のように、韓流ショップでは50枚で税込み5000円~5500円程度。この写真はソウル市場で買った税込み50枚5000円のマスク。2箱買ったらなんと1万円。
後述のように1枚あたりの仕入れ原価は30~50円と予想されるので、さこのタイミングでマスクを売っていたお店はメチャクチャ儲かっていたのではと思います。

レシート

だいたいどこでも1枚72円~80円(2020年4月21日)

このあたりで、大久保通りの小さな韓流ショップが猫も杓子もマスクを売り始めました。とはいえイスラム通りのスパイス屋さんが相変わらず最安で、1枚あたり税込み72円。

韓流ショップもじわじわと値を下げはじめ、イスラム通りの価格に追従します。ほとんどの店で50枚5000円だったものが、税抜き50枚3300円~3600円と街全体がほぼ横並び状態になりました。

4月21日の時点ではドン・キホーテでも税込み78円と、ぼちぼち価格崩壊の兆しが出てきました。

少し下がって1枚65円(2020年4月28日)

4月末になるとじわじわ価格が下がり始め、韓流ショップではどこで買っても50枚2980円+税くらいの値段になりました。

1枚あたり65円までくると、もう普通に使い捨てていいような気がしてきますね。

大暴落の1枚47円(2020年5月1日)

5月に入って急激に価格が動き始めます。先陣を切ったのはまたもやイスラム通りのスパイス屋さんで、大久保通りでは税抜き50枚2980円のところ、なんと税込み50枚2350円まで急落しました。

大暴落したマスク

ついこないだまで1枚140円だったものが47円。原油なみの下がりかたでビックリです。
不良在庫を抱えている他のお店はヒヤヒヤものではないでしょうか?

市場完全崩壊、1枚36円(2020年5月5日)

そしていよいよ市場に完全崩壊の瞬間が訪れます。最安値をつけたのはまたもやイスラム通りのスパイス屋さん。驚きの税込み50枚1800円、単価は36円です。

大暴落したマスク

4月末に中国からマスクを数百万枚で輸入したという人のSNS投稿を見ると、原価ベースで1枚30円くらいだったそうなので、イスラム通りのこれは(品質はさておき)もう原価、もしくは原価以下で投げ売られていると言ってよいでしょう。
ネットでも韓国系モールのQoo10が50枚2500円ほどで売り始めており、おそらくこういった闇マスクはまだ在庫の薄い地方都市に流れていくものと思います。タピオカと同じですね。

最安値1800円のマスクを実際に買ってみたぞ!

そして参考までに、税込み50枚1800円の最低価格のマスクを買ってみました。イスラム横丁のスパイス屋さんで、道に置かれたダンボールに無造作に詰め込んであるやつです。

最低価格のマスク

福建省産・生産日は4月20日とありますから、中国でコロナ騒動が一段落しつつあるタイミングで製造・輸出されたものですね。
梱包はビニールで包んであるだけの非常にお粗末なもので、ゴミやホコリが侵入していても文句は言えないという感じです。輪をかけてすごいのは、袋に「MASK 3300円」と元の価格がマジックで書かれているものや、一度開封されたのかジップロックに詰め込まれているものまでありました。
これ、新品やなくて展示品ちゃうか。やはり安いには理由があるのです!
また先述のように、ほぼ同じタイミングで中国からマスクを輸入した業者さんいわく、単価は1枚30円ほどだったそうなので、輸送費を考えるとこれはもう原価以下での投げ売りだと言えそうです。
なのでイスラム通りのスパイス屋さんがマスクを再度仕入れるとはちょっと考えにくいので、価格はこのへんが当面の下限なのではという気がします。

箱入りの激安闇マスクも中身はこれと同じ?

そして同じくイスラム通りで売られている箱入り1900円~2300円くらいのマスクですが、中身はこれと同じか、これと同程度のものでした。
まあ要するに中身は1800円のこれとほとんど大差なく、箱代が100円から500円といったところです。
ちなみに2500円のものだけ中身が大きく違っていました。梱包は同様にお粗末ですが、マスク自体の品質はやや良さそう。余裕があればこっちのほうが良いかもしれません。
しかしまあなんですね、まるで昔の秋葉原のジャンク屋みたいな雰囲気ですねえ。

マスクが普通に買えるようになるまでもう少しだ!

というわけで、ざっくりではありますが新大久保マスク市場の価格推移でした。基本的に値下がり傾向どころか暴落中なので、急いで買わないほうが良いのですが、先述のように値下がりのペースが激しく、すでに販売店に利益が出なくなっていると予想されるため、輸入量がいったん減少するように思います。最新の価格は、またこの記事で続報します!

araichuuって誰?

池袋でMBAを取得後、渋谷で小さな写真とデザインの会社を経営しています。火鍋とポーカーと占いの研究が生きがい。最近、地方競馬の馬主資格を取りました。多文化共生の街・新大久保に住んで15年、地元で大家さんもやってます。国際親善は美味いメシから!

Posted by あらいちゅー