新年早々のJALファーストクラス機内食は…?
JALの国内線ファーストクラスでは機内食が出てきますが、毎年お正月には特別メニューとなるようです。
お正月の特別メニューといえばおせち料理ですね。とはいえおせちが美味しいのは正月に実家で食べるからで、ぶっちゃけ飛行機の中でも食わされるのかとゲンナリしていたのですが、機内食のおせちがどんなものかと開き直って試してみることにしました。
というわけで伊丹→羽田のJAL126便に搭乗です。機材はちょっと古さを感じる767-200、シートもクリーム色の古い方のファーストクラス機材でした(新しいのはA350と787だけの模様)。
シートの脇には…お正月仕様のメニューが置かれていました。内容は以下の通り。
JALファーストクラスのお正月メニュー
小鉢
炊き野菜、胡麻マヨネーズ
南瓜、海老、ブロッコリー
鰊甘露煮山芋掛け
薬味山葵
主菜
鮟鱇のおろし餡
梅海月、フリルリーフ、万願寺唐辛子、松茸、花人参、万能葱
俵御飯
ふっくりんこ
焼きばら海苔の味噌汁
茶菓
函館散歩(千秋庵総本家)
1月1日・2日・3日は俵御飯を赤飯(ごましお)、味噌汁を雑煮(椎茸、人参、三つ葉、餅)に変更してご提供いたします。
…と、これだけ見ると「半分おせち」という感じですね。ご飯が赤飯に変わっているところと、味噌汁が雑煮に変わっているところがおせち感を強めている感じです。
実際に機内食をいただいてみました!
というわけで実際に出てきた機内食はこちら!
あれれれれれ、そこまでおせち感はありませんね…ちょっと希望が湧いてきました…。
見た目は華やかでよいと思います。しかし軽食というボリュームじゃないですね、これは。
アップにするとこんな感じ。
まず赤飯は…おこわというより餅に近い食感ですが、ごましおをつけて風味よくいただけました。
雑煮はちゃんと餅が入っていましたが、板状の薄いもの。野菜豊富で、普通に汁物として楽しめるお味です。
主菜の鮟鱇はおせちというより完全に和食の一品料理で、結構なハイクオリティ。
副菜は野菜の炊合せですが、ソースを胡麻マヨネーズにしておせち感を減らしているのはさすが。
鰊甘露煮も山芋掛けにして、おせちから一歩進んだ和食の一皿になっています。
量もいつもの国内線ファーストクラスの機内食よりも多く感じます。体感値で1.35倍くらいのボリューム。
軽食ではなく立派な昼食ですね。ラウンジであれこれ食べなくてよかった…。
おせちにしておせちにあらず!偉い!
というわけで、いかにもなおせち料理が出てきて「うえ~おせち。もう飽きたよこれ~」になるかと思ったのですが、終始すばらしいクオリティの機内食でした。
おせちとしての体裁を整えつつも、ソースや味付けでおせちから一歩以上脱しており、お正月から日常に戻る1月3日の国内線にふさわしい一席でしたる
ぶっちゃけこれ、国際線ファーストの和食機内食より楽しめると思います。
ファーストクラスなのにワークマンの安全靴とユニクロのジーンズで乗っていた汚いオッサン客がいたほかは素晴らしいフライトでした。
今年は国内線クラスJとファーストクラスに乗りまくる予定なので、JALのみなさん、汚いオッサンですがよろしくお願いいたします。謹賀新年。