マレーシア航空のファーストクラスラウンジ「ゴールデンラウンジ」へ!
マレーシア航空と聞くと、あまり良いイメージがないかもしれません。たしかに飛行機のオペレーションは大変よろしくないのですが、スタッフさんのホスピタリティやラウンジなどの地上施設は、日系キャリア以上のすばらしさなのです!
なかでも特筆すべきなのが、クアラルンプール国際空港の「ゴールデンラウンジ」。
内装や接客のクオリティも上々ですし、ファーストクラスラウンジ部分はキャセイのようにパントリー+レストランエリアという豪華な作りになっています。レストランはもちろん無料。というわけで、ラウンジ探検にでかけましょう!
ゴールデンラウンジはスカイトレインの駅の真上
ゴールデンラウンジ(ファーストクラスラウンジ&ビジネスクラスラウンジ)へのアクセスは超簡単なのですが、簡単すぎて逆に見逃してしまいそうなので、詳しく書いておきます。
搭乗手続きを済ませ、イミグレを抜けたらスカイトレインでサテライトに移動し(日本発着のMH便はこのターミナルになると思います)、着いたら近くの階段を登るだけです。あたりを見渡せば一発でわかると思います。
いよいよファーストクラスラウンジへ…
というわけで、ファーストクラスラウンジの中に入っていきましょう。
写真がななめっていて申し訳ないのですが、受付のカウンターからして超広々。
マレーシアどこもそうですが、建物や道路がやたらと雄大で気持ちがいいですね。
利用できるステイタスは…?
ファーストクラスラウンジを利用できるのは、以下のステイタスの搭乗客です。
ワンワールドエメラルド会員、エンリッチプラチナ会員、ファーストクラス搭乗者と一般的な条件ですね。説明不要かと思いますが、おそらくワンワールド便で出発の旅客に限られますので、ご注意を。
ラウンジの中はこんな感じです。えらい細長い作りになっています。この写真だけ見ると狭苦しいのですが、右手の一段下がったところに広々とした椅子があります。
内装や家具はかなり吟味されている印象で、高級感は日系キャリア以上だと思います。
ファーストクラスラウンジのレストランへ…!
先述の通り、ファーストクラスラウンジはオーダー制のレストランが売り。
さっそくお伺いしてみましょう。
店内はこんな感じで、完全にレストランですね。席数は少ないのですがその分高級感があり、香港国際空港のキャセイのファーストクラスラウンジより数段上だと思います。
入室するとすぐに係の人が案内してくれます。机にはきれいに皿がセットされており、メニューが運ばれてきます。もちろん何点でも選び放題なのですが、このあと名物のラクサを別に食べる予定なので、控えめにオーダーします。
まずはパン。布でくるんでくれているのが心遣いを感じますね。
お酒はあれこれあるのですが、下戸に近くてあまり良し悪しがわからないので、グラスのシャンパンと水にしておきました。味はよいと思います。
豆のスープ。これはダルスープといった感じですが、スパイスの使い方が優雅で、そのへんのカレー屋のダルとは一線を画した感じ。これはメインも期待が持てます。
というわけでメイン。手前にあるのはマレーシア人のソウルフードであるオクラ。
奥は白身魚をマレーシア風のソースで焼いたものです。
焼き方、やや臭みを残したソース、ライスとの組み合わせは大変よいです。
食後はチョコレートケーキと紅茶。
どっしりとした味で、クオリティは高いです。東南アジアは台湾や香港も含めて、西洋風のスイーツはイマイチだと思っていたのですが、なかなかどうしてやりますね。
ビジネスクラスラウンジにラクサを食べに行く
腹八分目くらいになったところで、とどめにラクサも食べましょう。
このレストランでもオーダーできるのですが、せっかくなのでビジネスクラスラウンジにも入室させてもらい、ヌードルバーのそばで出来たてをいただくことにしました。
ビジネスクラスラウンジはこんな感じ。とにかく広くて人が多い!
ヌードルバーはこちら。ファーストクラスラウンジと比べて内装がアレですが、まあそのへんはそのへんということで…。
この日はペナン風のラクサが提供されていました。
というわけでこちらがペナン風のラクサ!
濃厚で酸味のあるダシ、太めの米麺、色とりどりの野菜。
そこにライムをしぼっていただきます。
こんなん美味いに決まってますね。
ファーストクラスラウンジに戻ってシャワーと仮眠を…
というわけで、腹いっぱいになったところでファーストクラスラウンジに戻ります。
シャワールームはいたって平凡な感じで、これは日系キャリアのほうが力が入っていると思います。日本人はこういうところを頑張る民族なんだなと実感。
仮眠室はかなり豪華。ちゃんとしたベッドで、乗り遅れ防止用にチケットを立てかけておくホルダーもあります。係員さんが起こしに来てくれるようです。
暖色のライトと寒色のライトの部屋があるのも面白いですね。
なおラウンジはめちゃくちゃ寒くて到底眠れたものではないのですが、係員さんに頼むとちゃんとブランケットを持ってきてくれます。
仮眠のあとは、スイーツと温かい紅茶。
このスイーツもハイレベルで驚きました。
マレーシアはスイーツが美味しいのかもしれません。
というわけで、素敵なラウンジ滞在でした。
仕事とマイル修行だなんだでマレーシアにはちょくちょく来ることになると思いますが、空の旅がますます楽しみになりました。