マカオの美味しい煲仔飯(ポウチャイファン)屋さん
香港・マカオを旅していると、路上で土鍋をガンガン炊いている、謎の炊き込みご飯屋さんに出会うことが多いのではと思います。
これは「煲仔飯」(ポウチャイファン)と呼ばれるもので、米と材料を強火で炊き上げ、そこにタレをぶっかけてオコゲを作りながら食べる、中国南部のソウルフードです。
香港の煲仔飯情報はネットにそこそこあるのですが(キャセイのホームページでも紹介されているくらい)、マカオに関してはほぼ皆無。
というわけで、先日見つけたおすすめの店「寶利煲仔飯」(宝利煲仔飯)を紹介させてください!
お店はポンテ16から10分ほど、北に歩いたあたりです。
タクシーの運ちゃんに地図を見せれば、難なく到達できると思います。
ビルの裏手にあるので、Google Mapsを頼りに、少しだけ足で探してみてください。
場所はだいたいこのへんです。治安的にはまったく問題ない地域ですが、あたりは再開発中で人っ気が少ないので、夜間の女性の単身行はおすすめしにくいです。
日本語不可だが全然問題なし!
新しいお店なのか、店内はピカピカで快適です。
メニューは全て中国語、店員さんも日本語はまったくわかりませんので、カタコトの英語と気合で注文することになるのですが、日本人なら「牛」とか「XO醤」とかの漢字を頼りにして指差しで注文すれば、だいたい食べたいものが食べられると思います。
注文すると「ゴオーーーーーーーーーーーーーーーー」という物凄い音が厨房から聞こえてきます。
どうやらとてつもない火力のコンロで炊き上げている模様。
待つこと15分ほどで、炊きたてがでてきます。
こちらは小生の注文した肉入り煲仔飯。
何をどう注文したかは忘れましたが、肉とか排骨とか書いてあったような気が。
オプションで塩卵(鹹蛋、しえんたん)・卵(鸡蛋、ちーたん)を足せるので、鹹蛋を入れてくれとお願いしました。これはカラつきの卵のまま炊き上げて出てきたので、自分でむいて入れなおします。
ここに特製のタレをたっぷりかけて、オコゲを作りながらいただきます!
ジュワジュワ、ハフハフ、ガリガリ、パリパリ。
あー、もう、こりゃ、うまいに決まってますよね。
肉の旨味もさることながら、ほどよい脂っ気がいいアクセントになって、次から次へと米が胃袋に飲み込まれていきます。
上の2枚は仲間が注文したもの。
「モツが食べたかったのでそれっぽい漢字のやつを注文したら、それらしきものが出てきた。なにこれメチャクチャうまい!!!」
という心強いコメント。
これ、漢字の国の生まれでなかったら、まず注文できませんね。
お値段も1人1000円以内で食べられるので、本当にお得なローカルフードなのですが、想像以上に量が多いので気をつけてください。
普通の人なら、3人で2杯か、サイドメニューまったくなしで1人1杯が限界かなと思います!
「寶利煲仔飯」(宝利煲仔飯)
マカオ Av. Marginal do Lam Mau, 79號金灣豪庭
年中無休 10時30分~22時30分(たぶん)
+853 2825 7855