REGZA J10X を自腹でレビュー
というわけで前言通り、東芝レグザ REGZA J10X を購入しました!
なぜかネット上にレビューがあまり上がっていないので(J20XやG20Xもレビューが少ないですね…)、簡単に本音でレビューしておきたいと思います。
REGZA J10Xのダメなところ…それは映り込み!
REGZA J10X、よいテレビです。ダメなところはあんまりありません。
なので悪いところから先に書いておきますが、それは…映り込みです!
パネルがハーフグレア?なので、明るい部屋だと髪型を直せるくらい、盛大に映り込みが発生します。
汚い部屋で恐縮ですが、J10Xの真横にプレステ4を持ってくるとこんな感じになります。
小生はゲームも映画も全暗で見る&テレビは殆ど見ないので、使っていて気にならないのですが、明るい部屋で地上波を見たりすると、けっこう気になるのではないでしょうか。
次に気になったのは、地上波やスカパー!を見るときの画質の悪さ。
今の地上波やスカパー!の解像度は1440x1080だと思いますが、超解像が効いているはずなのに、SDソースをHDのテレビで見たときのような雰囲気になります。
後述しますが、1920x1080のブルーレイディスクをかけると、本当に4Kソースのようになるので、これはかなり不思議です。
ビットレートに差があるのはわかるのですが…。
とはいえ、番組の絵作りによっては、キレイに見えます。
TRUE DETECTIVEなんかは、明るいシーンだと2Kより画質が向上している気がします。
CGで出来たオープニングなどは、あきらかに良くなっています。
ゲーム・オブ・スローンズ(GAME OF THRONES)などは、画面がボケた感じの作りで、かつ暗い絵が多いせいか、全編にわたっていまひとつです。
というわけで、本機の悪いところはとりあえずこれくらいです。
J10Xのいいところ
続いて、よいところ。とはいえまだ調整を追い込めていないので、あくまでファーストインプレッションです。
やはり、BD再生時の画質の良さでしょう。前に使っていたREGZA Z3500とは、びっくりするくらい差がありました。
基本的に調整はせず「おまかせ」で映していますが、LEDエリアコントロールは強にして、色域復元もオンにしてあります。
まずはアニメ。
ハードを買い換えるたびに見ている「機動警察パトレイバー劇場版」ですが、これは背景の書き込みが一段、二段と繊細になり、明らかに情報量豊かになっています。
色乗りもよく、またLEDエリアコントロールが効いているのか、ベタを効かせた明暗のあるシーンでの迫力がZ3500よりも増しています。
D-ILA方式のプロジェクターも持っていて、80インチの大画面で大伸ばしして見ているのですが、ここまでの情報量を感じたのは初めてです。
普通の動画は…2Kと情報量的には大差ないように思いますが、破綻していません。アップスキャンに伴う、おかしなブロックノイズなどが目につくことはありませんでした。
ということは、うまくアップコンバートされているということでしょう。4K版が出たんだな、という気すらします。
普通の映画もかけてみます。これまた夜のシーンが多い&高画質の名盤、サウンド・オブ・ミュージック。
これは冒頭のシーンで、明るい背景・中間色と暗い色の木、その間を黒い服の主人公が動きまくる、というけっこうな難所です。
しかし、まったく問題ありません。背景の繊細な絵、Z3500あたりとは比べものにならない黒の落ち着き。
買って良かった、という感じです。
空撮のシーンやパンなどではやや不自然さを感じることもあるのですが、総じてダンスシーンなどは素晴らしい絵になっていました。
J10Xのレビューをまとめると…
まだ使い込んでいない段階ですが、今のところは結論として
- ビットレートの高いFull HDのソースを見るとマジすごい
- しかし地上波とかは2Kテレビより画質が落ちた気になる
- レスポンスは普通でモッサリした感じはない
- 調整機能は豊富だけど豊富すぎて何から手をつけてよいのやら
といったところです!