部屋を掃除していたら、5年くらい前に買ったレゾナンス・チップ・クライオが出てきました。
ちょうど2つあったので、ひとつはSTAX SRM-006tAの電源インレット近くに、そしてもうひとつはDENON DA-USB300のUSBポートの近くにポチリ。
どちらかが効いたのか、どちらも効いたのか、それともプラセボなのかはわかりませんが、全体にS/Nが上がって、音のささくれが減り、重心が下がり、音楽がダイナミックに、ノリ良く再生されるようになりました。ヘッドホンの音量をちょっと上げても耳が疲れません。
オーディオ用USBケーブルの音の差って、もしかしたら振動に原因が…?
そしてふと思ったのですが、巷であれこれ言われているオーディオ用USBケーブルによる音の違いって、もしかしたらケーブルが振動する・しないの差も大きいのではないかな、と。
うちで使っているaudioquest CARBON 75cmは、ケーブルが硬い上に短いので、空中にピンと張っているような繋ぎ方になっています。
かたやaudioquestに近い鳴り方をすると俺の中で評判のw、NECのレーザープリンターのおまけは1.5mほどあり、線自体もクタッとしていて、両端にフェライトコアがついていて、これが振動を抑制しているような気がします。コネクタも一般的なものなので、機器との相性も抜群です。
というわけで、ケーブルとしてしっかり結線できていて、プルプル震えていないのは、audioquestではなくNECのほうでしょう。
USBケーブルは長距離伝送を前提にした規格ではないので、短いほうが理屈の上では良いとは思います。しかし振動がどうたらという仮説が真なのだとすると、短すぎるケーブルは振動の逃げ場がなく、いただけません。ピンと張りつめた糸電話の糸みたいなもんだとすると、オーディオに良いとは思えませんね。
まあ、もちろんスピーカーで聞いているなら、床からの振動が入ってくるといえば、そうなのですが。
というわけでつまるところ、何かで支持してやるか、レゾナンス・チップや何やらで振動対策を施してやれば、素性のよいUSBケーブルはめちゃくちゃ良く鳴ってくれるのではないか、という気がしてきました。
そんなことよりレゾナンス・チップをUSBポートの近くに貼れ
とはいえケーブルはケーブル、デジタルはデジタルです。ノイズ対策のしっかりしたAC給電のDACを使っているなら、電源系ノイズがどうたらという心配はあまりないわけで、レゾナンス・チップを貼るならDAC筐体のほうが有意義なんじゃないの、と思います。
お暇な方は、レゾナンス・チップなり、ソルボセインなりをDACのUSBポート近くに貼っつけてみてください。
というわけでこの実験、まだまだ続く…かも?