本当にオーディオ専用のUSBケーブルは音質が良いの?
というわけで、PCオーディオの終着点・オーディオ用USBケーブルに手を出してしまいました。
買ったのは評判の良い、オーディオクエストのCARBON(カーボン)。
75cmでお値段は驚きの税抜き10280円!!!!!
かなり、やってしまった感があります。
心を落ち着けて、開封してみましょう。
見た感じ、ぜんっぜん高級感はありません。
しかしシールドがほどこされていたり、コネクタ部分がしっかりしていたりと、100均とは違うんやで、という程度の風格はあります。
対するは、名門!!!
仕事部屋で使っていたプリンターのオマケのケーブル!!!!!!!!!
日本が世界に誇る、NECがセレクトした氏素性も知れない素敵なケーブルです。
果たして、音質に差は出るのでしょうか。
NECのプリンターのオマケは、1万円の専用品に勝てるのでしょうか?
今回の試聴システムはこんな感じです
トランスポート:MacBook Pro + Audirvana Plus
DAC:DENON DA-USB300
ヘッドホン:STAX SRM-006tA + SR-404 Signature
※電源系はMacのみバッテリー駆動、その他はSinano GPC-1500から給電。
さして高級なシステムでもありませんが、10万円以上するヘッドホンで違いが判らないなら、そもそも俺には無縁の品物…といったところでしょう。
とりあえず、いつも聞いているクラシックやポップスにて比較試聴してみます。
…
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??????????
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違いあるかぁ???????
これ???????????
違いがあるようなないような…というところですが、微妙にS/Nや音の分離度が違うような気がします。
それも、NECのプリンター用ケーブルのほうが音が良いような気がします。
NECのケーブルのほうがクリアで、なんというかCDっぽい音です。デジタルぅ~という感じ。
いっぽうオーディオクエストのはなんというか、ウォームで、ノリが良い感じですね。音の角が取れた分、微細音はこちらのほうが聞き取り安い気がします。
ざっくばらんに言うと、高級オーディオっぽいです。
オーディオオタクに受ける気はしますが、断然の品質かと言われると、はてさて。
USBケーブルの音質差をブラインドで当てるのは多分ムリ
10回くらい抜き差ししてみましたが、ブラインドテストで差を当てられるかというと、普通の人には無理な気がします。
それっくらいの差ですね。もしくは、差がない。俺の気のせい。
エージングしたら差が出るかもしれないので、もう少し追いかけてから再度レポートします。
お金があるなら買ってもいいかもしれない
というわけで相当辛口に書いてしいましたが、DA-300USBはAC給電ですし、ノイズ対策も施されているようなので、よく言われるバスパワーからPCのノイズが…という現象とは基本的に関係ないため、そもそもケーブルの差が出ないのかもしれません。
またNECのオマケケーブルはご丁寧に両端にフェライトコアがついているので、案外オーディオ的に良く出来ているのかも。
このNECのケーブル、レーザープリンター本体込みで1万円くらいでした。
1万円で高性能なUSBケーブルにレーザープリンターがついてくる!
ということで、本当のベストバイはこのプリンターのような気もします。
そして実験の過程で気がついたのですが、MacBook ProのUSBポートは2つあって、本体左側の方が音が良いような気がしてきました。
いやいや、そんな…まさか…。