ビジネスクラスの機内食はいかが
世の中にビジネスクラス搭乗記は数あれど、一番多いのが成田~バンコク線ではないかと思います。社用族でいつも満席ですしね。
というわけで、今回はタイに不動産がらみで出張することにしたのですが、ヘルニアもいまひとつ良くないしで、思い切ってビジネスクラスを買ってみました。
もちろん会社の経費なので、まあ私も社用族っちゃ社用族なのですが個人企業ですから、自腹みたいなもんです。
というわけで初手からあまり期待していないのですが、シートと機内食はどんなものでしょうか?
三連休の前日とあってか、成田はクソ混み。でも今回はビジネスクラスだから楽々チェックイン~と思いきや、ビジネスクラスのカウンターもエコノミーと同じくらい混んでいる。
というわけで、ユナイテッド航空の上級会員資格を使って、いつものスターアライアンスゴールドのカウンターでチェックイン。小生の直前で一気にサーーッと人がいなくなり、爆速で終わりました。いつものANAラウンジを経て搭乗です。
ANAだから仕方ない?いつもの古くてボロい767
これまたいつもの767ですね。香港、台湾、タイとかにばっかり行っているせいか、これ以外の機材はなかなかお目にかかれません。
しかし、バンコク線はほっといてもお客さんがバカスカ乗ってくるせいか、ANAはボロい機材を延々と更新しないんですね。沖縄線もそうです。ナメてますね。JALのバンコク線は元々フラットだったのに、また新シートに更新するそうです。
というか、TGならそもそもANAより安いしで、プレミアムポイントを貯めていないなら、スタアラ厨はTGかユナイテッドで良いような気がしてきます。が、さすがに腐ってもビジネスクラス。エコノミーより腰は全然ラクでした。
ANAビジネスクラスのお楽しみ、機内食
搭乗してチンタラしていると、さっそく昼食のサーブがはじまります。
洋食をリクエストしたのですが、牛肉が足りないんです~とCAさんに懇願され、和食にチェンジ。個人的には、空の上では洋食のほうが食べていてウマいと思うので、ちょっと残念。
とはいえ、こういう事でも無ければビジネスクラスで和食は頼まないだろうということで、気を取り直してチャレンジします。
本日のメニューは「熊本の郷土料理」。
前菜の盛り合わせは「丁寧に仕事をしているけど野趣溢るる」という感じ。バリエーションも豊富で、案外おいしくてビックリ。しかし、なんというか、ちょっとしょっぱい。
空の上では味がわかりにくくなるので塩っ気を強くしている、と聞いたことがあるので、そのせいでしょうかね。まあ、郷土料理は米の飯とあわせてガツガツ食うもの、ということなのかもしれませんが。
メインの太刀魚。これはフツーに美味しい。
ここで御飯が出てくるのですが、なんというか、想像以上にちゃんとした御飯。メチャクチャうまい米を使ってサトウのパックご飯を作ったらこんな感じなのだろうな、という味。
まあ本当にそうしているのかもしれませんが。
デザートはピエール・エルメのフルーツパフェ。サラダ用のボウルみたいなのにドカッと入っており、スイーツ好きとしては嬉しい量。これはストレートに美味しゅうございました。
まあでもしかし、飛行機の上での和食はやっぱりハードルが高いですね。国内線プレミアムクラスのお弁当はメチャクチャ美味しいので、うーんと考え込んでしまいました。
ANAバンコク線ビジネスクラス、20万円の価値はあるか!?
そんなこんなで、飯を食ってうたた寝したら、もうそこはバンコク。
機内で配られたイミグレのプレミアムレーンパスを使って、さくっと入国…のはずが、プレミアムレーンもアホほど混んでおり、一般のイミグレと体感的には大差ない時間がかかりました。うーん、20万の価値があるかと言われれば微妙。やっぱ、社用族のシートなんですかね、これは。