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【写真好きには覚えてほしい】ストロボが爆発する2大理由

2016年9月4日

モノブロックストロボが爆発!

某撮影スタジオに備え付けの中国製モノブロックストロボが、いきなり爆発しました。

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1/2発光で普通に使っていたら、急にポン!という音がして大量に発煙。スタジオ中、体に悪そうなくっさい臭いが。これはコンデンサーがイカれたようです…。

爆発するのは発光管かコンデンサー

最近のストロボはそうそう爆発しないと思っていたのですが、安い中華ストロボはまだこういうのがあるんですね。

ストロボが爆発するのは大体がコンデンサーか発光管で、前者は電源の接触不良やコンデンサーの劣化で起こるようです。

発光管も劣化しますが、ガラスを素手で触ってしまって、ついた皮脂が加熱されてそこから割れる、というケースもあるようです。幸いにして「さわったらアカン」と教育された&若い子にもそう伝えているので、このケースの爆発にはお目にかかったことがありません。




やっぱりストロボはそこそこいいものを

ストロボがイカれるのは外ロケで天気が変わるよりもやばいことなので、安くてもある程度安全な商品を使いたいものです。

とはいえ、うちのように低予算でそこそこのクオリティのポートレートをバシバシ撮りたいというニーズに合った製品は、大体が中華ストロボになりますよね。

小生のオススメはエリンクロームのセット

そんなこんなで小生は中華ストロボをあれこれ使った後、少し値段は高くなるのですが、エリンクロームのD-Liteに落ち着きました。

最小絞りが大ざっぱなのを除けば、電波を使ったワイヤレス発光(ELスカイポートシステム)にも初めから対応しているので、対応する露出計と組み合わせれば大変便利です。セットアップが爆速になります。スカイポートシステムは、ドイツのゴッセン、日本のセコニックなどから対応露出計が発売されています。

※ゴッセンかセコニックかと言われたら断然セコニックですね。ゴッセンのは実際に買ってみたのですが、動作がもっさりな上に不安定、操作性も悪くてゴミでした。なのでリンクも貼りません!

色温度を測定してみたら

安いので色温度が揃っていないとか、安定していない可能性もあると思ったのですが、カラーメーターで測ったところ、無視できるレベルの誤差でした。チャージ速度も中国製激安ストロボよりは数段サクサクで、さほど不満はありません。

エリンクロームはソフトボックスつきのセットが激安

ストロボ2発、アンブレラかソフトボックス、ライトスタンドにオカマ、そしてなによりスマートなキャリングケースがついています。本体とこれだけパーツがセットになって、11万円台は激安と言ってもよいでしょう。中華ストロボで同じものを揃えても、近い値段になると思います。

数万円高くなったとしても、キャリングケースやしっかりしたスタンド(小生が買ったときはマンフロット製でした)、ワイヤレス調光可能なストロボがあれば、きわめてスムーズに準備ができます。そのぶん早く撮影を始められると思えば安いもの。スタジオ代、モデルさんやスタッフのスケジュール、そして締め切りのほうがデカいですからね!

また、ELスカイポートシステムに対応したセコニックの露出計、「ライトマスタープロ L-478DR-EL」がセットになったものもあります。

どうしても激安中華ストロボがよければGodoxを推薦

どうしても中国製・中国メーカーの安いストロボがよければ、広州のGodoxというメーカーの製品が安定していました。

中国や香港では金牛と言われているので、Godoxで検索しても商品が見つからない場合は金牛で探してみてください。

でもほんと、キャリングケースとかも便利だし、数万円の差ならエリンクロームにしたほうがいいですよ!

ガチ勢の方はガチ勢に聞いてください

弊社のように単純なポートレートだけ撮ってれば良い会社や、モデル撮影エンジョイ勢のみなさまではなく、運用が高度(シビア)でアタッチメントやオパライトなどを国内でサクサク調達したい…というケースなら、それこそコメットやプロフォトなどのしっかりしたメーカーを選ぶのが良いのではないでしょうか。中国製ストロボやエリンクロームはパーツの調達や故障時がめんどくさいです。

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田中(あらいちゅー)

世界中の変な場所で変なものを食べ続ける、あらいちゅーこと田中です。中華料理、飛行機、カジノ、サウナ、鉄道が大好きで、北朝鮮にいったり鉄道でアメリカ大陸を横断したりと、ちょっと変わった旅をしています。詳しい自己紹介は運営者情報からどうぞ。

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