TEAC S-300シリーズの艶やかな音に驚く
パソコン部屋に投入したTEAC S-300NEOですが、5年ほどたった今でも良い音で鳴ってくれています。
エージングの効果とそこそこの中華アンプのおかげで、デスクトップオーディオという域は完全に超えてきたと感じています。現在のところシステムは、
TEAC S-300NEO + (アンプ)FX-AUDIO FX502J + (DAC)DAC-X6J + (再生ソフト)foobar2000
というラインナップですが、特に不満はないというか、どこを変えればよいかわからないくらいの満足度です。この記事では、TEAC S-300NEO(後継型番S-300NEO-SP)の素晴らしさを一方的にお伝えしたいと思います。
なおS-300シリーズはすでに生産終了となっているので、気になる人は残り少ない市中在庫を急いでぽちってください!
アマゾンでも数点しかないようです。
アンプ類は今絶好調のFX-AUDIOなので在庫潤沢です。
TEAC S-300NEO、試聴もせずに買ってはみたが…?
TEAC S-300NEOは不思議なスピーカーで、ネットを見ると「高音がきつい」「高音が出ない」「低音が結構出る」「低音がボンつく」「低音が全然出ない」などなど、意見の相反するレビューが沢山出てきます。
なのでどういったスピーカーか、全く素性が解りません。とはいえ試聴して決めるほどの値段でもないので、エイヤッと見もせず聞きもせず、カカクコム最安だったアマゾンで注文しました。なのでそれほどの思い入れもなく、素直な感想を書くと…
- 全体的にフラットな印象。
- 高域はキラキラキンキンしたものではなく、聞きやすい。
- ただ、高域に伸びが足りない気が少しする。
- とはいえクリアな音ではあります。
- 中域に厚みがあってよい。値段からするとコクのある音。
- 低域はそれほど鳴らないが、バスレフのほどよいボンつきで、量感があるためバランス良く聞こえる。
- 定位が抜群なのもあって、ジャズヴォーカルなどはかなり気持ちよく聞ける。
- スケール感が以外なほどある。
- 音離れがよく、スピーカーから鳴っている感じがしない。
- ゲームにもかなり合う。falloutやSKYRIMをやってみたところ、臨場感がかなり出てきた。
という感じです。スパイクベースを付属のものから、昔買ったローゼンクランツのソコソコのものに交換すると、低域が改善したように思えます。
中華アンプとの相性も存外に良く、この音がアンプ込み33000円~40000円で手に入るとは、ホント驚きですね。
TEAC S-300NEOの最高の訴求点、それは見た目!
そして何より、見た目は15万円クラスなのがすごいです。私が持っているのは黒ですが、とにかくフィニッシュが美しい。これなら、買って損したと思うことはないでしょう。
ドンシャリではない、いかにもピュアオーディオっぽい音を、極端に安く鳴らせる組み合わせとして、かなりお勧めできる製品だと思います。安く、艶やかに、そして綺麗な見た目。素晴らしいスピーカーシステムではないでしょうか。
S-300NEOのエージング後の音質は?
投入から数年経って、かなりエージングが進みました。素軽い感じはそのままに、本当にストレスなく延び延び鳴ってくれます。
ゲームプレイの際はゲーミングヘッドセットやSONYのヘッドホンを使っているので、こちらを鳴らすとさすがに低域が不足しているように思うのですが、定位や音離れ、爽やかな鳴り味は他に比べようがなく、映画を見たり、YouTubeで音楽をかける際にはこちらを選んでいます。
結論として、使えば使うほどいい味になるスピーカーです。低域ドンドコではなく、上品な鳴り味を求めている方に強く推薦できる品物だと思いました。それほど高額なシステムではないので、一度ぽちってみてはいかがでしょうか。
また素軽く鳴っている原因の一つに中華デジタルアンプがあるとも思いますので、こういう鳴り方が好きな人はTA2020やTPA3116搭載の中華アンプを選んでいただくか、そうでない方はデノンなどの定番のアンプを組み合わせると、お好みの鳴り方に近づくかもしれません!
そして現在はハイレゾ対応版のTEAC S-300HR、TEAC Reference 301も売られているようです。同軸はスピーカーこれくらいのサイズの単発が合っている気がしますね。残念ながらTEAC Reference 301とS-300HR版は値段が高騰しているので、おすすめはしません。