扁桃腺の手術

【第1話】神尾記念病院で扁桃腺の手術をして9日間も入院した話

2021年2月25日

扁桃腺切除手術で9日間も入院しました!

※この記事はあらいちゅーが神尾記念病院に扁桃腺切除手術のため入院した際の体験談です。ブログの内容は2021年2月現在のものです。

病室の風景

歳のせいか、扁桃腺が腫れて高熱を出すことか多くなってきました。2020年はコロナのせいで大して外出もしていないのですが、それでも年4回発病するという打たれ弱さです。
このペースで倒れていたら中年以降に体が保ちませんし、コロナのせいで発熱患者が病院に行きにくくなっているのもあり、思い切って扁桃腺を切除することにしました。

東京で扁桃腺を切るなら慈恵医大か神尾記念病院と言われ…

通常なら街のお医者さんに紹介状を書いてもらい、大きな病院の耳鼻科で切除してもらう流れだと思うのですが、私の場合は身内の勧めで淡路町の神尾記念病院を直接受診することにしました。そのほかには慈恵医大病院をお勧めされたのですが、東京だとこの2つが耳鼻咽喉科の名門と言われているそうです(関西人なので知らなかった)。

扁桃腺を手術で摘出するメリットとデメリット

受診前に軽く調べてみたのですが、やはり扁桃腺の摘出手術にはメリットとデメリットがあるようです。メリットとしては、まずなんといっても扁桃腺が原因の高熱が出なくなること。そのほかに口内の形状が変わることからイビキが抑えられたりするそうです(睡眠時無呼吸症候群の治療として扁桃腺を切除することがある)。この理屈から言うと声や歌声も変わる気がしますね。デメリットは正直なところ真偽不明な情報ばかりでしたが、実際に体験した人いわく「寒いところで呼吸したら冷気がダイレクトに気管に入ってしんどい」とのこと。ホント〜??

扁桃腺の摘出手術が失敗して死亡するリスクがある?

気になる手術が失敗して死亡するリスクですが、扁桃腺の切除手術自体は耳鼻咽喉科の領域ではポピュラーなもので、死亡事故はきわめて少ないそうです。が、手術後に傷口が開いて大量出血→固まった血が気管に入って死亡するという事例はあるそうで、探すと事例がザクザク出てきました。素人判断で治ったと思って調子に乗ってトンカツを食ったりせず、お医者さんの判断に従って厳格に療養しようと決心しました。

入院したいのでまず診察を受けに行く

神尾記念病院は日本でも数少ない手術・入院施設を持った耳鼻咽喉科専門の病院で、日本中から患者が集まるのでスーパー激しく混んでいます。しかし初診の患者はネットから予約できるため、到着から30分ほどで診察してもらえました。
担当してくださったのはT先生というナイスミドル。診察で鼻に内視鏡を突っ込んだり、綿棒で中をぬぐったりされたのですが、びっくりするほど手技が手早くて痛みがないのです。テキパキと診察が進み、やはり慢性扁桃炎なので切除を勧めるという見立てでした。切れば扁桃腺からの高熱に悩まされることはなくなるとのこと。
これだけ手技のうまい先生ならきっと手術もうまいはず。ということで「手術しますか?」「はい」と即答して、すぐさま入院の事務手続きをする部署に案内されました。そこで入院の日程を決めて、各種の確認事項を読み合わせて予約完了。有名病院なのですが、ものすごいスピード感です。すばらしい。いよいよ扁桃腺とお別れできるということで、わくわくしながら入院日を待ったのですが…!

扁桃腺が腫れて痛恨の入院延期!

入院を一週間前に控えたその日。まさかまさかで扁桃腺が腫れて発熱してしまいました…。
ちょうど入院前内科検診(神尾記念病院は手術前に内科の診察をかなりきっちりやります)の日だったので、フラフラの身体をひきずって病院へ。今回もT先生が見てくださったのですが、扁桃腺は悲惨な状況(表面が真っ白)で発熱も40℃近くあり、内服薬ではもう無理なので抗生剤の点滴か必要との見立てでした。
当然ながら手術は中止となり、点滴を打つため5日連続で病院に通うハメになってしまいました。とほほほほ。
点滴4日目にはだいぶ症状も落ち着いてきたので、ここで入院の予約の取り直しをします。幸いにも2週間後に病室の空きがありました。本来は個室(1日2万円)希望だったのですが、この日程では4人部屋(1日5千円)しかないとのこと。一秒でも早く手術したいので、もうそれでお願いしました。

入院の前に荷造りをする

再びの内科診察、そして入院前のPCR検査もクリアして、今度こそということで荷造りをはじめます。神尾記念病院はアメニティや衣類のレンタルサービスがあるので、やろうと思えば手ぶらで入院できるのですが、扁桃腺切除での入院は9日間というけっこうな長期戦で、かつコロナで外出も面会も不可になっているため、物資を大量に持ち込むことにしました。
まずは下着類と衣服。綿棒などの備え付けがない細かいアメニティ。ティーバッグとスタバの特大カップ。あとは暇つぶし用にKindleとゲーミングPC、マウス、XBOXコントローラー、ノイズキャンセリングヘッドホンなんかを持ち込みました。
また扁桃腺の切除後はまともにメシが食えないと聞いていたので、ハーゲンダッツとヨーグルトを10個ほど持参しました。

入院グッズで役に立ったもの・不要なものは?

これらの物資が役に立ったかですが、結論から申し上げて、まずお茶用のカップは不要でした。各フロアの洗面室に紙コップが備え付けられているのと、そもそも喉が痛くて熱いお茶が飲めないからです。従ってティーバッグもほぼ使いませんでした。
綿棒と大量の使い捨てマスク、ニベアなどの保湿クリーム類は非常に役に立ちました。病院内では手に入らないので必携と言えます。
次に衣類ですが、これも下着以外はほとんど不要でした。病衣レンタルとタオルレンタルが神すぎて、持ち込んだ衣服や手ぬぐい、ウエットタオル類はほとんど使用しませんでした。汚れたり濡らしたりに備えて、寝間着を2日分ほど持ってくれば十分だと思いました。
ハーゲンダッツやヨーグルト類はかなり役に立ちました。喉が腫れ上がっているときはアイスクリーム以外は物理的に食べられないですし、摂取水分量が減っているせいか便秘になるのでヨーグルトが助けになりました。
また暇つぶし類は必須で、なかでも消灯後も読書できるKindleが大変役に立ちました。これも必須グッズに挙げておきます。私の場合ですが昼はPCゲーム三昧、夜は布団にこもってハリーポッターを全巻読破しました。
というわけで手術前日(入院初日)編に続きます!

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田中(あらいちゅー)

世界中の変な場所で変なものを食べ続ける、あらいちゅーこと田中です。中華料理、飛行機、カジノ、サウナ、鉄道が大好きで、北朝鮮にいったり鉄道でアメリカ大陸を横断したりと、ちょっと変わった旅をしています。詳しい自己紹介は運営者情報からどうぞ。

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