扁桃腺の摘出手術前日(入院→就寝)の流れはこんな感じ!
神尾記念病院の入院体験談ブログの続きです。
いよいよ入院当日の朝がやってきました。荷物が大きいので、新宿の自宅からタクシーを飛ばして病院へと向かいます。
受付で書類をやりとりしたあとは、看護師さんの案内で病棟と病室の説明を受けます。
お部屋は7階の4人部屋。古くからある病院なのですが、リノベーションされたようで設備も内装も新しくてきれいです。しかしそれなのにテレビは1時間100円、冷蔵庫は24時間100円という昭和な課金システムでした。
この支払いはナースステーションの前にあるプリペイドカードを購入するのですが、千円札しか使えないので注意してください。両替するためには混みまくりの一般外来フロアまで降りる必要があるそうです。
財布やコート、貴重品類の保管をどうするかと思っていたら、しっかりしたクローゼットとセーフティボックスが備え付けてありました。
6人部屋と比べてみると設備は段違いで、扁桃腺のように中長期の入院になるならこちらを選んだほうが快適だし、回復も早いと思います。
続いて食事についてのご案内。食事は本来5階のカフェテリアで取るシステムなのですが、今はコロナ対策で各々が病床で取るとのこと。食事の後は5階の配膳室まで食器を返す必要があるので、毎日7階から5階まで3往復することになります。
お風呂はシャワーのみですがきちんとした浴室があり、ホワイトボードに名前を書き込んて予約するというシステムでした。シャンプー類やドライヤー類は備え付けのものがあり、バスタオルはレンタルのものを使いました。
ちなみに患者用のガウンもレンタルがありましたが、みなさん患者衣のみでガウンまで借りている人はあまりいませんでした。コロナであちこちの窓が開けられていて病室が寒いし、扁桃腺の切除後は微熱が出て寒気がするので、これも借りたほうがいいと思います。
手術前日は手続きや診察で案外忙しい
説明が終わればあとはお部屋でゴロゴロ…のはずなのですが、荷解きが終わるとすぐに昼食です。献立はチーズを挟んだフライで、かなり美味しかったです。
ただ米の量が非常に非常に少ない。体感的には松屋の朝定の3分の1くらいで、正直足りないなと思いました。
配膳のおねえさんいわく、お米の量はリクエストで増減できるそうですが、明日(手術日)からはどうせ粥になるのでお願いはしませんでした。
その後は検温、明日のスケジュール説明、主治医診察、麻酔科医の診察と色々立て込んでおり、正直なところけっこう忙しいです。
看護師さんはみなさん物腰が柔らかくて好印象。主治医(執刀医)のT先生は相変わらずテキパキとしたイケメンです。そして麻酔科医の先生は寄席の芸人さんみたいな雰囲気で、話しやすくて面白いおじさんでした。手術の緊張を紛らわせようとしてくれているのだと思います。しかしそれでも「扁桃腺はうちのオペの中では一番痛いからな〜がんばろうな〜😄」と油断はしないよう釘を挿されました。ひええ。
全身麻酔は初めてなのであれこれ質問したのですが、私のようにお酒に弱い人は、麻酔のかかりが早い代わりにキレが悪くなるそうです。先生いわく「もう1分もかからずに落ちちゃうネ😄」とのこと。
また、麻酔は血中だけでなく脂肪などにも蓄積されるので、目覚めた時点でもまだ抜けきってはいないのだとか。
私は鎮静剤でスーッと意識が落ちる感じが嫌いではなく(不眠症気味なので速攻で寝られるのが何よりの幸せ)、先生の面白いキャラクターも相まって、全身麻酔は怖いというより楽しみだな〜どんな感じで落ちるのかな〜ワクワク〜という印象でした。
マイ扁桃腺との最後の晩餐
気がつくと18時になっており、夕食の配膳がありました(廊下の配膳台まで取りに行く方式)。メニューは肉じゃがでこれまた美味しかったのですが、明日の手術が終わると当分は流動食と粥なので、もっとケバケバした健康に悪いものをガツガツ食べたかったです。
マイ扁桃腺と食べるご飯もこれが最後だと思うと、妙な寂しさもありますが、まあ引き返すわけにもいきません。
食事が終わるとシャワーを浴びて、あとは夜の検温だけで自由時間です。が、消灯が22時と早いので、読書もゲームも満足にはできませんでした。安定剤をもらったのですが余り効かず、結局Kindleで読書しながらうつらうつらしていました。