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【実写レビュー】Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR (NEW)

2012年6月27日

ニコンファン期待の星、AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR (NEW)をヤマダで早速フライングゲットしてきました。
お値段は驚き、なんとポイント換算で4万円台後半でした。これでクオリティが高ければバカ売れ間違いないと思うのですが…!

というわけで、早速レビューしていきます。

ボディは「高解像度すぎて安物ズームは分不相応では?」と言われているD800です。
夜に届きましたので、写っている風景はもちろん夜景だけです。
なお数字がどうたら、明るい場所でタイルを写してどうたら等、細かいテストはプロの方の報告をご参照下さい。あくまでアマチュアによるアマチュア向けの使用感レポートです。

そして、例によって全て撮って出しJPEGです。画質優先、サイズはL、FINE。ボディ側の「自動ゆがみ補正」はONにしていますが、このレンズをつけた際は自動ゆがみ補正のメニュー自体がグレーアウトします。これは本体のファームウェアを更新することで有効化されます。

まず操作感ですが、

  • 質感は悪くありません。
  • ズームリングはあまりスムーズではありません。途中でひっかかるような感じが。
  • VRはタムロンのようにピタッと止まる感じではなく、モヨモヨっと動いてヌメッと止まる感じ。
  • フォーカスリングは粘りはないものの操作感は悪くナシ。ただしもの凄い細いうえに場所が手前すぎて、使いにくい。
  • AFはまあまあ静か。少しカタッという音がする程度。
  • 動画は試していません。

といったところ。では撮影してみましょう。

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/10 F4.5 (Adobe RGB)

まずはこちら、ワイド端の写真。ギリギリ止まっていると思うのですが、開放で絵が甘いか、ピン位置が少しズレているか、微ブレしているような気がします。D800だからかもしれません。D700とかD3200あたりならウルトラシャープに写っていたかも。
写真の水平自体が甘くて申し訳ないのですが、中央の配管や柵を見ていても、そこまで歪曲か大きいという感じは受けません。本体側で補正すれば、特に気にならないレベルになるのではないでしょうか。

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/10 F4.5 (Adobe RGB)

こちらもワイド端。1/8でも止まっているようには見えます。

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 85mm 1/8 F4.5 (Adobe RGB)

こちらはテレ端。いまひとつ?
でも開放で1/10ですし、やや甘くらいで許せる出来ではないでしょうか。

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 65mm 1/15 F4.5 (Adobe RGB)

周辺部はやや甘いのですが、大騒ぎするほどという気はしません。1/15でもなんとか止まっているように見えますね。

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 85mm 1/20 F4.5 (Adobe RGB)

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/8 F4.5 (Adobe RGB)

ボーダーのおっちゃんにピンをとっています。周辺部の流れの参考にどうぞ。

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 85mm 1/15 F4.5 (Adobe RGB)

テレ端で撮ったつもりなのですがEXIFには75と記録されていました。やや歪曲が目立つようです。ボディ側の「自動ゆがみ補正」はONにしていますが、このレンズをつけた際は自動ゆがみ補正のメニュー自体がグレーアウトします。

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/13F5.6 (Adobe RGB)

ワイド端でF5.6まで絞ってみました。奥のパチンコ屋のパチスロのジャックポット額や、駅の中のモニタの遅延案内の文字まで読めます。
ウルトラシャープではありませんが特に文句はありません。

ということで、まとめ!

■AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR 実写しての感想。

  • 24-85mmまで、中央部は開放からシャープ。
  • とはいえシャープさはマクロレンズほどではない。一昔前の単焦点よりは好印象。
  • どの画角でも周辺部はやや流れるが大騒ぎするほどではない。
  • 正直、ワイド端では歪曲はそこまで気にならなかった。
  • テレ端ではやや気になる。本体補正やソフト補正で容易に直せるか要チェック。
  • 手ぶれ補正は(他機種よりブレまくるため、SSは焦点距離*1.5か*2.0くらい欲しい)D800基準で2段-2.5段くらいと感じた。
  • D700や、これから出るというD600のベストパートナーになるのでは。
  • 結論として、D800ユーザーも買って良いレンズ。

以下、実写作例おまけ。

Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/10 F4.5 (Adobe RGB)

やっぱD800難しい...

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田中(あらいちゅー)

世界中の変な場所で変なものを食べ続ける、あらいちゅーこと田中です。中華料理、飛行機、カジノ、サウナ、鉄道が大好きで、北朝鮮にいったり鉄道でアメリカ大陸を横断したりと、ちょっと変わった旅をしています。詳しい自己紹介は運営者情報からどうぞ。

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