ニコンファン期待の星、AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR (NEW)をヤマダで早速フライングゲットしてきました。
お値段は驚き、なんとポイント換算で4万円台後半でした。これでクオリティが高ければバカ売れ間違いないと思うのですが…!
というわけで、早速レビューしていきます。
ボディは「高解像度すぎて安物ズームは分不相応では?」と言われているD800です。
夜に届きましたので、写っている風景はもちろん夜景だけです。
なお数字がどうたら、明るい場所でタイルを写してどうたら等、細かいテストはプロの方の報告をご参照下さい。あくまでアマチュアによるアマチュア向けの使用感レポートです。
そして、例によって全て撮って出しJPEGです。画質優先、サイズはL、FINE。ボディ側の「自動ゆがみ補正」はONにしていますが、このレンズをつけた際は自動ゆがみ補正のメニュー自体がグレーアウトします。これは本体のファームウェアを更新することで有効化されます。
まず操作感ですが、
- 質感は悪くありません。
- ズームリングはあまりスムーズではありません。途中でひっかかるような感じが。
- VRはタムロンのようにピタッと止まる感じではなく、モヨモヨっと動いてヌメッと止まる感じ。
- フォーカスリングは粘りはないものの操作感は悪くナシ。ただしもの凄い細いうえに場所が手前すぎて、使いにくい。
- AFはまあまあ静か。少しカタッという音がする程度。
- 動画は試していません。
といったところ。では撮影してみましょう。
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/10 F4.5 (Adobe RGB)
まずはこちら、ワイド端の写真。ギリギリ止まっていると思うのですが、開放で絵が甘いか、ピン位置が少しズレているか、微ブレしているような気がします。D800だからかもしれません。D700とかD3200あたりならウルトラシャープに写っていたかも。
写真の水平自体が甘くて申し訳ないのですが、中央の配管や柵を見ていても、そこまで歪曲か大きいという感じは受けません。本体側で補正すれば、特に気にならないレベルになるのではないでしょうか。
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/10 F4.5 (Adobe RGB)
こちらもワイド端。1/8でも止まっているようには見えます。
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 85mm 1/8 F4.5 (Adobe RGB)
こちらはテレ端。いまひとつ?
でも開放で1/10ですし、やや甘くらいで許せる出来ではないでしょうか。
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 65mm 1/15 F4.5 (Adobe RGB)
周辺部はやや甘いのですが、大騒ぎするほどという気はしません。1/15でもなんとか止まっているように見えますね。
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 85mm 1/20 F4.5 (Adobe RGB)
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/8 F4.5 (Adobe RGB)
ボーダーのおっちゃんにピンをとっています。周辺部の流れの参考にどうぞ。
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 85mm 1/15 F4.5 (Adobe RGB)
テレ端で撮ったつもりなのですがEXIFには75と記録されていました。やや歪曲が目立つようです。ボディ側の「自動ゆがみ補正」はONにしていますが、このレンズをつけた際は自動ゆがみ補正のメニュー自体がグレーアウトします。
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/13F5.6 (Adobe RGB)
ワイド端でF5.6まで絞ってみました。奥のパチンコ屋のパチスロのジャックポット額や、駅の中のモニタの遅延案内の文字まで読めます。
ウルトラシャープではありませんが特に文句はありません。
ということで、まとめ!
■AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR 実写しての感想。
- 24-85mmまで、中央部は開放からシャープ。
- とはいえシャープさはマクロレンズほどではない。一昔前の単焦点よりは好印象。
- どの画角でも周辺部はやや流れるが大騒ぎするほどではない。
- 正直、ワイド端では歪曲はそこまで気にならなかった。
- テレ端ではやや気になる。本体補正やソフト補正で容易に直せるか要チェック。
- 手ぶれ補正は(他機種よりブレまくるため、SSは焦点距離*1.5か*2.0くらい欲しい)D800基準で2段-2.5段くらいと感じた。
- D700や、これから出るというD600のベストパートナーになるのでは。
- 結論として、D800ユーザーも買って良いレンズ。
以下、実写作例おまけ。
Nikon D800 + AF-S NIKKOR 24-85mm F3.5-4.5 G ED VR
手持ち VRオン ISO400 24mm 1/10 F4.5 (Adobe RGB)
やっぱD800難しい...