国産の烏龍茶を工夫式で煎れてみる
前々から試してみたかった、国産の烏龍茶が手に入りました。烏龍茶は台湾やマカオでよく買ってくるのですが、静岡産のお味はどうでしょうか?
川本屋さんの静岡市牧之原産の赤烏龍茶。赤烏龍茶ってなんやねんという話ですが、論より証拠で入れてみましょう。一袋千円とお値段はお手頃?ですが、果たして…?
茶葉は機械摘み、枝の部分も入っているのが台湾の烏龍茶と違いますね。揉捻も写真のような感じで、日本茶の急須で入れるのをイメージしているのでしょうか。
中国茶と同じくらいかやや多めくらいの茶葉量で、中国茶用の急須で入れてみました。色はかなり濃いめ、味も濃いめに出ました。茶葉が日本茶状なのでこうなるのかもしれません。
静岡産烏龍茶の味と香りは?
肝心の味と香りですが、まず聞香杯で香りをチェックします。香りは驚いたことにかなり立っていて、花の香りが濃厚に立ち上がります。
香りに煙たさというか雑味は少しあるのですが、香りの濃さはそこそこのクラスの台湾茶と同じかそれ以上で、正直驚きました。
肝心の味はどうでしょうか。急須の縁にかなりアクがついています。やはり飲み味はやや雑味を感じるのですが、決して嫌な風味ではありません。むしろどこか懐かしいような…って、こりゃサントリーの烏龍茶の味やんけ!!
ぶっちゃけトータルして、サントリーのをしっかり入れたような感じです。とはいえ日本茶と同じ容量で飲むと香りを楽しめないので、聞香杯を使うか、お茶を飲んだ後の茶碗の香りを嗅いで楽しんでみてくださいね。