キャセイのビジネスクラスに初搭乗!
以前もらったアップグレードチケットが期限切れ間近だったので、先日の香港旅行で使用してきました。ワンワールドでは、マレーシア航空のビジネスクラスは何度か乗っていますが、キャセイパシフィック航空は初。機内食も楽しみです!
いつものマレーシア航空と違って(?)、さすがにキャセイの列は整然としています。優先搭乗もキチンと優先される人を優先していました。
例によって搭乗順は自社最上級会員・ワンワールドエメラルド会員・ファームクラス乗客、続いてビジネスクラス乗客といったところからですが、今回は2クラス編成のため、ビジネスクラス乗客とおぼしき列が長くなっていました。
私が今回は乗るのもビジネスクラスですが、ワンワールドエメラルドのステイタスがあるので、一足お先に畿内へお邪魔します!
いつもは右側のエコノミークラスのドアですが、今回はビジネスクラスということで、左側から入ります。先述のように2クラス仕様なので、ファーストクラスはありません。
キャセイ羽田線ビジネスクラスの座席
というわけで、まずはキャセイパシフィック航空・ビジネスクラスの座席のご紹介から。機体はやや古めのボーイング777だったのですが、リノベーションがされていて、内装はピカピカでした。
こちらがそのシート。作り自体は残念ながら普通で、座り心地も含めてトータルで評価して、新幹線のグリーン車くらいかな、という感じです。
横幅やシートピッチは十分に広くてよいのですが、香港線は短距離の国際線と言ってもそこそこ時間がかかる(往路5時間くらい)ので、できればフルフラットのシートがよかったな~というところ。
ビジネスクラスのモニターはこんな感じ
座席に座ってみます。足下はけっこう余裕がありますね。身長180cmないくらいの筆者がテーブルを出して座ると、モニターとの位置関係はこんな感じになります。
置いてあるのはiPhone8と封筒です。これでテーブルのサイズ感をはかっていただければと思います。
モニターは普通の大きさですが、機材自体が新しいせいか色が鮮やかで視野角も広く、見やすいですね。これは気に入りました。
ビジネスクラスのテーブルはけっこうデカい
テーブルは折りたたみ式になっており、食事の際には、上の写真から倍くらいのサイズになります。
シートがフルフラットではなかったので期待していなかったのですが、かなりデカいテーブルです。これなら携帯を脇に置いてノートパソコンをビシバシ使えますね。
シートコントローラーは単純でわかりやすい
続いてシートコントローラーをご紹介します。
フルフラットシートではないため、単純な形です。必要十分と言ったところでしょう。むしろ混乱しなくで良いと思います。マッサージ機能とかついてるシートがありますが、わけがわからないので使いませんよね。
キャセイのビジネスクラス機内食
飛行機が水平飛行に移ったら、お楽しみの機内食の時間です。中距離ですがビジネスクラスはビジネスクラスなので、期待しちゃいますね。
お酒は苦手なので、まず搭乗後のウエルカムドリンクは普通にオレンジジュースをいただきました。ワインやスパークリングなどが他にあるようでした。
ビジネスクラス機内食のメニュー
選択の余地がそんなにない感じだったのですが、一応メニューは撮影してきましたのでご覧ください。
こちらかメニューの表紙。英語と中国語(繁体字)となっており、日本語はありませんでした。
酒類のご案内。シャンパンはパイパー・エドシックというブランドのものが一種類、そのほかに赤ワイン、白ワインが二種類、そして珍しいところではデザートワインがありました。お酒は苦手なので、味見しようかと思いましたがそちらはパス。すいません。
お酒のメニューの続き。ウイスキーやコニャックのご案内ですね。シーバスリーガル12年、ジョニーウォーカー、ジャックダニエルなどがあるようです。
そして右の部分は中国語での食事のメニューになっています。
適当に訳していきますが、前菜はチーズやトマト、香草のマリネ。フレッシュサラダ。日本蕎麦。メインディッシュはオージービーフのテンダーロインステーキ、中華の炒めものとチャーハン、日本式海鮮炒め+ご飯(?)から選べるようです。
日本式海鮮炒め+ご飯は地雷臭がすごかったので、無難にオージービーフを選択しました。
デザートはチーズ、フルーツ、ハーゲンダッツのアイスクリーム。あとはパンにお茶といったところです。
こんな感じです。まあ距離も短いので、あれこれお願いすることはないかなと思います。
特筆すべき点としては、機内でサーブされるお茶はJINSというブランドであることです。これはファーストクラスラウンジで出される物と同じだと思います。
また香港スタイルのミルクティーがあるのが嬉しいですね。香港っ子のソウルフードです。ナイチャーと発音します。ぜひ試してみてください!
いきなりドンと配膳されるビジネスクラスの機内食
しばらく待つとテーブルがセットされ、笑顔のCAさんが機内食を配膳してくれます。
が、前菜から何から、一気にドンと出てきました。短距離なので時間がないのだと思いますが、これにはちょっとびっくり。
前菜はこんな感じ。トマトとモッツアレラチーズのマリネ、プレゼンテーションは雑ですが、お味はなかなかでした。
続いて日本蕎麦。エコノミーでも出てくる、モソッとした麺に汁をぶっかけて食べる奴です。味は完全にエコノミークラスのそれと同じで、これはビジネスクラスで出してはあかんやつだと思います。正直期待はずれでした。とほほ。
こちらはフレッシュサラダ。味はふつうです。敢えて言うなら冷えすぎが難点ですが、他の航空会社もこんなものなので、特筆すべきこともありません。
パンもまあ普通でした。これは冷たくありませんでした。ありがたや。
前菜その他を平らげると、メインの牛肉。オージービーフのテンダーロインステーキが出てきます。付け合わせは味がボンヤリしておりパンチ不足という印象。とはいえ、空の上で味覚が鈍っていたのかもしれません。
肉質自体は柔らかさ、味ともに普通で良いのですが、レア感を出したかったのか、温度が低すぎなのが残念でした。モソモソ食べる感じですね。
デザートはフルーツ。特筆すべきこともありません。ハーゲンダッツのアイスクリームのほうが嬉しいかも。ちなみに、エコノミーでもデザートにハーゲンダッツが出てきました(帰路のCX542)。
総評すると機内食はやや残念
中距離と短距離の間くらいなので仕方ないのですが、全体としてビジネスクラスの機内食としては、やや残念な感じでした。
日本積載だからかもしれませんが、往路ではなく帰路をアップグレードしてもらったら良かったかな~と思ってしまいました。
とはいえ座席自体はまあまあ良かったですし、帰路ではファーストクラスラウンジの浴室を利用させてもらい大変いい気分になりましたので、旅全体として見ると、キャセイパシフィック航空は大変よい航空会社でした。また、乗らせていただきます!