風光明媚なペナン競馬場に行ってきたぞ!
マレーシア旅行のついでというか、ペナン競馬場のついでにマレーシアに行ってきました!
日本から遠く離れていても競馬場は競馬場なので、特に困ったり迷ったりすることはないと思うのですが、ペナン競馬場の魅力をお伝えするため、そして現地観戦される方が一日楽しめるように、写真とともにペナン競馬の楽しみ方をご紹介したいと思います。
ペナン競馬場へのアクセス
ペナン競馬場へは、ジョージタウンの中心部から国民的配車アプリのGrabもしくはタクシーで移動します。GrabはJust Grabで十分なクオリティの車に当たります。ローカルバスもあるようなのですが、そもそものGrab代が安いため、日本人的にはメリットがあるとは思いません。
市内中心部から5kmほどしかないので、出発地点にもよりますが、渋滞がなければ15分程度、料金はGrabで10-20リンギットほど見ておければよいでしょう。
帰りもGrabを呼ぶかタクシーで、その場合は30リンギット程度で運ちゃんと交渉してみてください。
なお競馬場の手前に車用の料金所のようなものがあり、車を入れると6リンギット必要になるようなので、Grabやタクシーで訪問すると無駄にお金を取られるかもしれません。その場合は料金所の手前でおろして貰えば問題ないと思います。
ペナン競馬場とマレーシア競馬全体の開催日
マレーシアには競馬場が3つあります。イポーにあるロイヤルペラターフクラブ、クアラルンプールにあるスンガベイシ競馬場(セランゴール競馬場)、そしてペナンにあるペナン競馬場です。
開催日はジャパン・スタッドブック・インターナショナルのホームページに掲載されています。
http://www.jairs.jp/contents/courses/mala.html
が、開催するかしないか現場に行くまでよくわからないのが海外競馬ですので、航空券を抑える前に、ペナン競馬場のホームページでレーシングカレンダーと変更情報を確認してみてください。
http://www.penangturfclub.com/info.html
ペナン競馬場はオーストラリア・香港・マカオの場外馬券売場としても機能しているので、行ってはみたけど馬は走っていなかった、ということもありえます!
いよいよペナン競馬場へ!
というわけで、いよいよペナン競馬場に初訪問です。
入り口はこんな感じ。1R前に訪問したのですが、それほど入場人員は多くないようで、まったく混雑はしていません。とはいえ開催日の賭場独特の活気はあります。
看板のかかっているこのゲートはなぜか閉まっていました。
この右手にある窓口は開いているので、そこでお姉さんに6リンギットを支払い(180円くらいで結構高いですね)入場します。
なお指定席のようなものは売っていないようで、別途20リンギット支払えば空調のついたエアコンエリアに入れます。エアコンエリアのチケットはここでは売っておらず、メインスタンドのエアコンエリア入り口で支払いをすれば大丈夫です。
ただしドレスコードがあるようで、襟なしのシャツ、短パン、サンダルはNGと書いてあります。みなさんきちんとこれを守っていました。
暑い国なのでエアコンスタンドに入らないと観戦はしんどいです。ポロシャツにチノパン、スニーカーでいいと思いますので、トラブル防止のためにもドレスコードは守るようにしたいですね!
マレーシアの競馬新聞はこんな感じ!
無事に入場できたら、横にいるおばあちゃんから7リンギットで競馬新聞を購入します。
華字紙、英語紙となんだかんだで2~3種類があります。中国語でもなんとなくわかるのですが、今回は英語紙をセレクトしました。
これが結構データもしっかりしており、この日はペナン・マカオ・オーストラリアの3場開催ということで、分厚い冊子になっていました。冊子の冒頭にデータの見方があり、最後に厩舎や騎手のリーディングが載っているので、打ちやすいと思います!
ペナン競馬場の場内風景
さっそく競馬場を探検してみましょう。
スタンドは新旧2つあり、片方は高い位置から観戦できるスタンド。
もう一つはエアコンエリア、馬主席などがあるメインスタンドです。
第二スタンドはこんなかんじ。暑いのですが雰囲気は悪くありません。
すぐとなりに軽食用のレストラン?を兼ねたティールームもあります。
メインスタンドはこんな感じで、基本みなさん屋内で観戦されています。
いっきに鉄火場感が出てきますね。
現場のみなさんは基本的にフレンドリーで、またきわめて親日的です。
日本人とわかると「日本の競馬場って厩務員がネクタイつけて馬引いてて面白いよな」「おお!日本人か!モレイラが行ってるだろ?」みたいな感じで、めっちゃ話かけてきてくれました。
そして、みなさんどちらかといえばマレーシア競馬よりもマカオ競馬のファンらしく、マカオのレースのほうに大きな声援が飛んでいました。
一般席のレース観戦風景を動画でもご覧ください。
応援にも熱が入ってますね~~。
ちなみにこの奥にあるのがエアコンエリアです。
外に出るとこんな感じ。手前がメインスタンド、奥が第二スタンドです。
メインスタンドはかなり小さく感じます。
奥のクラブハウスのようなものが瀟洒で素敵ですね。
パドックはこちら。
パドックという言い方はやや語弊があるのですが、出走馬は競馬場奥にあるらしいパドック(見つけられませんでした)を周回したあと、パレードリンクという形で発走の10分くらい前に、コース手前のこのエリアに出てきます。
日本の競馬場同様、きちんと顔見せはしてくれるのですが、いかんせん時間が短い!
レースは10~14頭立てくらいが多いので、直接馬を見て決める人には少ししんどいかもしれません。
驚いたことにローラーで芝コースを均していました。
パンパン馬場で故障続発ではないのか、と思ったのですが、この日は落馬も含めて無事故でした。不思議なものですね。
ちなみにゴール板の奥にあるのがオッズボードで、上が単勝、下が複勝です。
後述しますがマレーシア競馬の単複は5リンギット単位で発売されているため、これを5で割ると日本式のオッズになります。
マレーシア競馬の馬券の買い方
では、いよいよ馬券を買ってみましょう!
基本は口頭売りですが、紙に書いて出すこともできます。
賭式は単複・馬連・ワイド・3連複・3連単といったところで、日本の競馬とあまり変わりはありません。
基本的に開催場・レース番号・賭式・組み合わせ・金額を言っていけばよいのですが、注意すべきは金額の伝え方です。あちらでは金額ではなく「ユニット数」で賭け額を伝える必要があるようで、何リンギット賭けたいと言うと「トータルはいくらか」「ユニット数で頼む」と何回も注意されました。
先述のように単複は5リンギット、連式は2リンギット単位からです。
したがってペナン競馬3レース・馬連・ボックスで2,4,5,10,11の計10点を1点2リンギットずつ買いたいとなった場合、「ペナン、3、キネラ、2,4,5,10,11、1ユニット」という形で伝える必要があります。
そして注意すべきはオッズ表示で、こちらも1ユニットに対しての払い戻し額が表示されているので、単複は5で、連式は2で割った数が日本式のオッズになります。
ちなみに公式のレース結果のページはこちら。
http://penangturfclub.com/18octnov3.html
連式はすべてフォーキャストと書いてあるのですが、現場ではマカオ競馬なども売られているせいかQUINELLA・EXACTAと表記されていたりで、複式なのか単式なのかやや不明なところがあります。注意してお買い求めください!
また、この結果ページの「TMT」と書かれているのは「Two minutes totor」の略で、締切後にオッズが動きまくるために2分前のオッズが表示されているようです。もしかすると、このオッズにも賭けられるかもしれません。
場内の食堂にも行ってきました
ジャパンスタッドのページには「レストランがある」と書いてあったのですが、一般席にあるフードカウンターのほうにお邪魔してきました。
こんな感じです。トイレのすぐ脇で雰囲気はアレなのですが、衛生管理は悪くなさそうでした。
競馬はイスラム教徒ではない華人・インド人のものなので、メニューは基本中華系でした。
こんな感じ。けっこううまそうですね。
あんかけそば的なものを注文しました。
不思議な食感なのですがお味も上々、ぜひ試してみてください。ちなみに素食(ベジタリアン料理)のようで、肉だと思ったものはキノコのようでした!
ペナン競馬場のレースを楽しもう
というわけで、いよいよレースです!
競馬場は1周約1900mと大井競馬場より大きいのですが、ほぼ三角形のような形になっており、またメインストレートに大きな植え込みがあってコースが見えないため、かなり小さく感じます。
距離設定は色々とあるようなのですが、この日はヒラ開催のためか、1300~1400mくらいのレースがほとんどでした。
かなり手ブレして申し訳ないのですが、動画も撮ってきました。
基本は先行有利ですが、中位からの差しも結構決まっていました。
競馬場内は撮影可ですが、携帯電話の使用は一応禁止のようです。
マレーシアの競馬関係者のみなさん、いい顔してますね~。
1レースが13時頃、最終レースが17時頃です。8鞍しかないので、あっという間でした。
この日はなんとかプラスで終了。
競馬場に住み着いているとおぼしき猫にご挨拶して、楽しいペナン競馬場を後にしました。
ここにはまた、来ると思います!