中国人に話題の譚鴨血(タンヤーシェ)東京店に行ってきたぞ!
在日中国人の間で話題になっているという四川火鍋の店「譚鴨血(タンヤーシェ)」東京店。たまたま入れたのでディナーを食べてきました!
場所は歌舞伎町の雑居ビルの2階。ビルとビルの間に入り口があります。っていうかこれ怪しすぎて一人じゃ無理だな!
ところが店内は超きれい。内装はモダンチャイニーズという感じで、歌舞伎町の雑居ビルによくあるトイレ臭も感じません。
お店で出しているのか単なるディスプレイかはわかりませんが、大量の唐辛子が干されていました。これは期待できそうです。
日本語はほとんど通じない
大半の店員さんは中国語しかできないようで、日本語で「こんにちわー」と言っているのに、堂々と中国語で「何人ですか、予約はありますか」と返されてしまいました。マジか、日本語のわかる店員さんを呼んでくるとかじゃないのか。
※2021年9月現在、日本語のできる店員さんが大体います。予約電話も日本語でこんにちは~と言うと日本語のできる人にかわってもらえます。
とはいえ火鍋戦士の私は簡単な中国語ならわかるので、同じように中国語で「3人、予約ないです」と答えたらサッと席に案内されました。
普通の人なら歌舞伎町の初見の店で日本語が通じないと不安になると思うのですが、我々は脳に唐辛子がまわっているので「日本語が通じないとは現地の味に違いない」とポジティブに解釈しました。
※なお店員さんは「すいません」では来てくれないので、勇気を出して中国語で「ニーハオ!」もしくは「フーウーエーン!(服務員)」と発声しましょう。日本語が通じないだけで接客は丁寧でフレンドリーです。
着席するとメニュー兼オーダーシートが配られます。注文も中国語だとちょっと面倒かなと思ったのですが、欲しい食材の横に数字を書いていくだけなので楽です。
ちなみに鍋の種類は定番の鴨血入り麻辣鍋、二色鍋、トマト鍋、キノコの二色鍋があるそうです。
今回は初来店ということで、定番の鴨血入り麻辣鍋(2400円)の大辛にしました(辛さはオーダーシートの右肩に記入欄があります)。
鍋の出汁は人数にかかわらず定額らしいので、大勢で来店したほうがお得ですね。
激辛そして激ウマの火鍋が着鍋!
5分ほど待つと鍋が到着。予想に反して具材とスパイスだけで、液体が入っていません。こんな感じです。
どうやらここにダシ汁を注いでいくようです!
なおこの紙には「開鴻運」と書かれています。これがお店のキャッチフレーズのようで、鍋の到着と同時に店内で「開鴻運~」の大合唱がはじまりました。中国らしいサービスで心がときめきます!
こんな感じで店員さんがダシ汁を注いでくれます。そして底の方に大量の唐辛子が入っており…。
こんな感じになりました。うひゃーーーーーーーーーーーすごい。
我々は脳が唐辛子にやられているので大辛にしたのですが、とてもじゃないですが素人の食べられる辛さではありませんでした。普通の方は小辛で十分だと予想します。
お酒もありますが、やはり中国っぽいドリンクをいただきましょう。私は火鍋と相性抜群な王老吉にしました。
タレはタレバーで調合する方式ではなく、海鮮やごま油といったベースを頼んで、そこに調味料を入れていく方式でした。
私はごま油をチョイス。これにパクチー、ニンニク、ねぎ、鍋の出汁、黒酢をちょいと入れると猛烈にうまいつけダレが完成します。ぜひお試しを。
肝心の鍋の味ですが、すごいハードコアな見た目にも関わらず、スッキリ系でモダンな味です。ハイディラオのように重い感じではなく、軽やかな風味を楽しむ感じですね。
ハイディラオも大好きなのですが、正直なところ絶対的なクオリティではこちらのほうが上ではないかと思います。
こちらが名物の鴨血。要するに鴨の血で作ったプディングですね。
鴨血は以前に他の店で食べてあまり美味しくなく、今回も頼まないでおこうかなと思ったのですが、看板料理なのでチャレンジすることにしました。
勇気を出して口に入れると…メチャメチャうまい。ぷりぷりのレバーのような食感で臭みはゼロ、鍋のダシとあいまって軽い食べ口です。これならまずいという人は多分いないと思います。
野菜、海鮮類もクオリティが高く、いい材料を使っていると思わせます。
肉は牛肉がメインで、中国で食べるようなフワフワの味付け肉です。普通の羊肉や豚肉、パクチーの牛肉巻きなどの変わり種もあります。
羊肉は1皿780円の割には量が少ない印象で、羊をガツガツいきたいときはハイディラオのほうがいいかもしれません。
若い中国人の火鍋デートスポット!?
腹いっぱい食ってお会計は1人5000円ほどで、度々比べて申し訳ないのですが、値段はハイディラオとほぼ同等だと思います。
ハイディラオと一番違うのが客層で、こちらの店内は100%中国人。日本人も韓国人もいません。もう完全に中国です。
そしてこの店、基本的に若い女の子がメインの客筋のようです。店内は可愛い女の子だらけで、男はデートや合コンで来ている数人だけでした。
この様子だと、在日中国人の若い女子の間ではオシャレなデートスポットとして認識されているようですね。
言われてみると店員さんも女の子ばかりで、みんな若くて可愛かったです。
歌舞伎町の雑居ビルの隙間というどえらい入口ではあるのですが、勇気を出して踏み込む価値のある味と雰囲気だと思います。ぜひ、お試しを!
譚鴨血(タンヤーシェ)東京店へのアクセス
譚鴨血(タンヤーシェ)東京店
電話番号・03-6457-6555
住所・東京都新宿区歌舞伎町1-6-7 三経38ビル 2F
営業時間・午前11時から午後11時(午後2時から5時は休憩)