チョンキンマンションを使いこなそう!
香港のチョンキンマンションといえば、一昔前までは麻薬・銃器・殺人・火災という悪の巣窟なイメージでしたが、現在は一階・二階に警備センターが置かれ、高階層はわかりませんが、低階層は普通に出入りできるようになりました。
ダークなイメージは大きく後退して、今やお得な両替とカレー、そして安宿とインド人の街という感じになっています。
というわけで、両替、カレー、安宿、インド人のそれぞれについて、チョンキンマンションの必勝法!?をご案内します。
チョンキンマンションへのアクセス
チョンキンマンションはその邪悪なイメージとは裏腹に、ネイサンロードという超一等地にあります。東京で言えば、銀座の中心部にインド人しかいない、照明のついていないラジオ会館があるような感じです。
アクセスも簡単、MTRチムサーチョイの駅で下車して、ネイサンロード側に出るだけです。
ちょうど向かい正面に出る、E出口がわかりやすいでしょう。安宿とカレー屋の客引きをしているインド人が入り口で群れているので、すぐにわかります。
チョンキンマンションと言えば両替!
チョンキンマンションと言えば両替が有名ですね。日本国内や、街中の両替所よりもかなりお得に両替することができますから、ツーリストにとって外せないスポットになっています。
チョンキンマンションではどの両替店がお得か、という論争が常にあるのですが、現地に行けばそれぞれの両替店がレートを掲出しているので、ノーコミッション(手数料があるか)さえ確認すれば、あとは一番よいレートのお店で両替するだけです。
筆者は一番奥のお店を愛用しています。大量に両替するなら価格交渉もできますし、今までお金を誤魔化された事もありません。
注意しないといけないのはチョンキンマンション入り口にある二軒の両替屋で、ここはレートが異様に悪いのです。おそらく中に入る度胸のない人を食い物にしようとする情弱ビジネスだと思います。
先日はJPYの買入が奥の店で0.685、入り口の店で0.605と、とんでもない差がついていました。みなさんも注意してください。
1F(香港だとGF)は普通に警備員がいますから、臆せず奥に入って両替しましょう。
どうしても怖いという場合は、入り口近くにあるトラベレックスやマネーグラムなどの看板がついたお店がおすすめです。多くのツーリストで賑わっていますので、治安の心配はないと思います。
レート差も奥の店とさほど変わらず、1万円両替して、50円~100円あるかないかというところです。
チョンキンマンションと言えば安宿!
チョンキンマンション名物の安宿ですが、これは正直お勧めできません。泊まろうとしたら、香港の友人に強く制止されました。
治安の問題はかなり改善されたのですが、いまだに火災や南京虫のトラブルをよく聞くそうです。
チョンキンマンションは内部構造が複雑なので、火災になると素人が逃げ切るのは至難の業。
過去に何度も死人がでていますし、素直に近くの安いホテルを探すか、Airbnbなどの民泊サービスを利用するのがよさそうです。
でも、このチョンキンマンションの雰囲気に浸りたいんですよね…w
チョンキンマンションと言えばインドカレー!
チョンキンマンションには大量のインド人が住み着いていたり、働いていたりしますので、インド料理店が大量にあります。
観光客や地元民向けの北インド料理店から、インド人向けのメニューもないようなお店まで、多種多様です。
残念ながらボッタクリと言えるような店もあり、日本と値段が変わらないなんてケースもあります。
小生は一階のニューチェティナードというお店をお勧めします。このあたり詳しくは、チョンキンマンションインドカレーガイドを参考にしてください。
チョンキンマンションと言えばインド人!
最後に、チョンキンマンションの主・インド人についてです。
カレー屋や安宿の客引きでチョンキンマンションの入り口近くにたむろしていますが、絶対にチラシを受け取ったり、会話をしてはいけません。
何をされるというわけでもないのですが、客候補だとわかると周りのインド人が一気に殺到して、へたすると20人くらいに取り囲まれて押し売り攻勢を受けます。
こうなると警備員が助けに来てくれるのを待つしかありませんw
楽しいチョンキンマンションへぜひ!
混沌こそが香港の魅力。そういう意味では、チョンキンマンションこそ本当の、古きよき香港という気がします。
香港人は本気でチョンキンマンションにビビっているので、全然見かけませんが…!