記事の新規作成もパクリリライトも1分で完成、お値段40セント!
なんでもかんでもAI化が進む昨今ですが、WiXが自動でWebサイトを作りだしたのに続いて、いよいよライティングの分野にもAIの波が到達です。
今回ご紹介する「articoolo」が、ライティング界隈、パクリコンテンツマーケティング業界、SEO業界の一部で話題になっているようです。
これが何をするものかは説明不要ですね。
そう、人間の自称ライターがやっているのと同じ、キーワードをもらって適当に文章を書いたり、指示されたパクリ元をリライトする作業を、AIが爆速でやってくれるというものです。
使い方は簡単、facebookかtwitter経由でログインして、記事を作りたいキーワードをいくつか放り込みます。
するとものの1分ほどで記事ができあがります。
まだ英語版だけですし、実際にお金を払って使った方によると「ここからさらにリライトが必要」とのことなので、完璧にはまだ遠いのかもしれません。
しかし、SEO目的のワードサラダ(昔流行りましたね)とは違って、文章に意味が通っていますし、確実に何かの一線を越えてきている印象です。
日本語の壁もそのうち攻略されてしまうのでしょう。
リライト機能はAIと相性がよさそう
パク…じゃない。リライトは上のボックスに記事を流し込みます。
すると、微妙に言い回しを換えた文章が出力されるご様子。
日本のナウでヤングでクラウドソーシングなライターさんたちの得意技である「記事を指定してのパクリリライト」は、AIとかなり相性が良さそうな気がしていますが、パクリライトでお小遣い稼いでます~みたいなライターさんは、死滅しちゃうかもですね。
もしくは、このツールがパクった記事を最後に微調整する、機械の奴隷制のような仕事しか残らないのかもしれません。
そしてこれ案外、1記事1万円クラスのライターまで脅かされるかもしれませんね。
納期1分、お値段は驚きの1記事40セント~1ドル!
価格はお手頃、1記事1ドルほどから導入できます。
APIを使ってWordpressとも連携できるそうです。
納期も1分なので、もう、まとめるだけ、パクるだけのライターに、存在理由は…。
ちなみに詳しい価格体系ですが、パック料金と月額課金に分かれていて、100本パックで99ドル。
月額課金では99ドルで250本と、大量に発注すれば1本40セントほどにまでディスカウントされます。
SEOやコンテンツ増量のために、クオリティを問われず機械のように働かされている人間のライターさんたちは、これと勝負しないといけないんですね…。
これからのライターに必要なのは「実力」
というわけで、パクリリライトやまとめが中心のライターさんには、苦しい時代がやってきそうです。
そう遠くない将来、機械に仕事を奪われることは確実でしょう。
オリジナリティがないので、当たり前っちゃ当たり前なのですが…。
現場に入って、取材して、インタビューして、面白おかしく笑える記事にしたり、専門知識を活かした分析を加えたり、ホロリと泣けるストーリーを紡ぐ能力がなければ、先述のように、AIにとって変わられるか、AIの作った記事をリライトするという、機械の奴隷のような未来が待っているのでしょう。
そして記事のオリジナリティを保証するための施策が、WebマスターとGoogleに求められることになると思います。先日消滅した(ようかな気がする)Google+と連携した執筆者保証機能が、また日の目を見るかも知れませんね!