D800で動画を撮ろうと思い始め、自宅にあるビデオ用のマイク(全部XLR)を使うためにポータブルレコーダーも買ったのですが、よくよく考えればD800にもマイク端子はついてます。ミニジャックですけど。
ケーブルの伝送距離が短いので、上質なマイクであれば、バランス伝送にこだわらなくても良いはずです。
趣味の秘境駅巡りなんかの用途には、適当な外部マイクをちょんと載せた方がスマートですしね。
ところが調べても調べても、D800のマイク入力がプラグインパワー対応なのかどうか、そうだとすれば電圧その他の定格はどうなっておるのか、そもそも録音の形式はどうなっておるのかが解らない。
マニュアルを見てもオンラインチュートリアルを見ても書いていません。
仕方ないので自分で色々と調べてみたところ、マイク端子からはプラグインパワーが出ているご様子。というのも、ニコンおすすめの純正マイク・ME-1がプラグインパワー対応だから。定格を見ると1~10Vなので、D800本体もそれに倣うのでしょう。
まあ、普通のよくあるマイク端子のようなのでした。
そして録音の形式ですが、1920*1080 30pで録画した際は、サンプルレートが48kHz、ビットレートは1600kbpsのステレオで収録されていると解りました。ということは非圧縮の16bit録音ということですかね。
EOS 5D3が48KHz 16bitだとのことなので、それと同等やで!ということなのでしょう。
しかしまあ、ミニプラグのマイクなんてD800以外につなぐ予定はないので、お高いマイクを気張ってポチったり、変換コネクタをカマして無理矢理業務用のコンデンサーマイクを使ったりは、さして意味がなさそうな気がしてきました。
というわけで、ニコンの純正のME-1が最も限りなく正解に近い、ということで、これをポチる気になってきたのでした。
で、それはそれで良いのですが、どう見てもマイクとレンズの距離が近すぎ、AFやVRの音を拾うような気がしてなりません。
香港で買ってきたホットシューを延長するコネクタ(本来はLED照明をくっつける用)を利用して、マイクをさらに上に上げてみようと思っていますが、そうなるとケーブル長が足りない気がします。
うーん、音質にはこだわないと言いながらも、延長をかますのはちょっとゾッとしないですね。
そこで同好の士のなどをチラチラ見て行くと、どうやらPCMレコーダーのマイクを(ラインアウト経由で)そのままカメラにつないでいる、という御仁が多数いらっしゃる模様。
インピーダンスの違いで歪みが出るものの、アッテネーターを入れたり、カメラ側の録音レベルをマニュアルにしたりで回避可能なようです。
とりあえず、これで色々と試行錯誤してみよっと。