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「サウナしきじ」の水風呂でチャクラが開いて宇宙と一体になれたご報告です

2020年12月8日

静岡に来たら「サウナしきじ」だ!

「サウナしきじ」については有名ブロガーや芸能人、プロサウナーの皆様が書きまくっているので、自分が感想を書いても仕方ないと思ったのですが、あまりにも良かった――宇宙と一体になれた――ので、駄文をしたためさせていただきます。

平日の昼間なのにメチャメチャ混んでる

静岡駅からバスで10分(登呂コープタウンもしくは下島北のバス停下車)、そこから徒歩で5分。サウナの理想郷、人類救済の根拠地こと「サウナしきじ」に到着です。

サウナしきじ

びっくりしたことに駐車場がほぼ満車。おい平日の正午やぞ。しかも県外ナンバーが多い。意味不明なことに函館ナンバーもあった。みんなサウナ好きすぎ!

中は大混雑だろうなと気が遠くなったのですが、帰るわけにもいかないのでそのまま入館。券売機で1400円のチケットを購入、ビニールでパックされた館内着とバスタオルを受け取ります。出張帰りで荷物が多かったのですが、ロッカーが大型だったので全部中に入りました。ありがたし。

まずはフィンランドサウナへ

さてお風呂へ。浴室内は案の定メチャメチャ混んでます。洗い場の中央にととのい椅子6脚とベンチ2竿があるのですが、びっくりすることに満席。マジか。みんな昼間から仕事もしないで何をしてるんだ。俺はサウナですけど。

まずは向かって左側にあるフィンランドサウナへ。みんなヨッピーさんのように頭にタオルを巻いて、足をなるべく高く(サウナは下のほうが温度が低いので足を温めたい場合は座禅を組んだり三角ずわりをする)上げるために座禅を組んでいる。これはサウナレベルの高い猛者たちが集まっている証拠。離れて見ると大量の仏像がおさめられている洞窟みたいな感じ。

もちろんサウナ内は混んでいて空席も2つか3つ。サウナ自体はポピュラーな作りですが、ちょうどいい具合の熱さ。肌あたりが良い。見た感じドライサウナかと思ったけど湿度もちょっとある気がする。うーんこれ、好きです。

続いてヘルシオなみの激熱薬草サウナへ

続いて隣の薬草サウナへ。こちらは「かなり熱い」と聞いていたのですが、ぜんぜん平気。むしろヌルいくらい。きょうはずっとこっちにしようかな…と思っていたら床から大量のスチームが噴出しはじめ、室内はヤバいくらいの暑さに。湿度がメチャメチャ高いので、体を動かすと焼けるような痛みが走る。シャープの油を使わず蒸気で焼き上げるオーブンがあるじゃないですか、あれです。ヤバい。でも最高に気持ちいい。薬草の香りもクドすぎなくていい感じ。

そして至高の水風呂で宇宙と交信する!

アチアチの薬草サウナを出て、いまや伝説となっている天然水の水風呂へ。正直なところ、軟水の水風呂は新大久保万年湯でいつも入っているし、組み上げの天然水水風呂は駒込ロスコで味わっているので全然感動しないと思っていた時代が私にもありました。

なにこれすんごい。温度はそこまで低くないのですが、水質が良いからか水がすーっと体に染み込んでくる感じ。いや、むしろ自分が溶けて水と一体になっているのかも。これはものすごい。

そして吐水口から水をひとすくい飲んでみると…これもメチャメチャうまいでやんの。こんな旨いものにザブンとつかれるなんて。ぶっちゃけお菓子の家に住んでるようなものです。グリム童話は実話だったんだ。

「サウナしきじ」の水は地下水を汲み上げたものですが、海が近いのに全く塩辛くない。ということはこれは山からの水。風水で言えば日本の龍脈・山の始点は富士山。その富士のパワーを間近で受けた聖なる水を体全体で浴びているわけで、気持ちよくないわけがありません。

※安倍川水系なので富士山の伏流水は入ってないとご指摘いただきましたが、風水パワーの話だとご理解いただければ幸いですwww

ちなみに滝から落ちているほうの水は循環なので飲めません。水は持ち帰り自由ですが、取水は薬草風呂の横のホース、水風呂の吐水口、ウォーターサーバーからです。

史上最高のととのいタイムで宇宙と一体になる!

水風呂をキメたあとはお待ちかね、ととのいタイム。13時頃になるとみんな昼飯を食っているのか、ととのい椅子が空くようになってきたので、軽く体を拭いてこちらにダイブします。

いつものように目を閉じると…くる…ととのう…しかし何時もと違う…深い…とても深い…これは富士から産まれて大地から湧き出た天然水の《チカラ》…!

そしてハッキリわかりました。人類は一人一人が小さな小宇宙《コスモ》であり、全ての人間は宇宙を通じて繋がっている兄弟なのだと。個々の精神は大いなる《意識》につながっており、その一つ一つが神であり仏を宿しているのだと。あとこの水で炊いた米は絶対旨いだろうから食堂では麺ではなく定食を頼むべきだと。神よ、感謝いたします。

マッサージも受けろ!マジで!

風呂から上がって飯でも…と思ったところ、14時でランチはラストオーダーらしく17時までお預けに。だったらマッサージをお願いしようということでフロントへ。40分3200円とサウナにしてはちょっとお安いのが嬉しい。フロントでお支払いを済ませたあと、予約の時間になったら休憩室の隣にあるマッサージ室に入り、ロッカー番号を告げるシステムです。

担当してくれるのは白髪のおじさん。このおじさんのマッサージが強揉みなんだけどメチャメチャ上手い。今までに受けたことのない手技もある。基本的にはエルボーでグリグリ押してくるスタイルなんだけど、自分の体圧をうまく使っている気がする。具体的には背骨の周りを押すときに、押している側と反対側の体をおじさん自身の身体でホールドする感じ。これで背骨が右と左からサンドイッチされる。痛いけどメチャメチャ効く。すべてが終わったとき、身体の重さはゼロになり、自分はある意味宙に浮いていました。そう、空中浮揚していたのです。

体をほぐしたら天然水で炊いた飯を食え!

風呂とサウナとマッサージで身体をほぐしたら、富士の天然水で炊いた米を食らって身体の中からナチュラルにととのえなければなりません。というわけで夕食には一番人気だという焼肉定食をチョイス。プラス50円でご飯大盛りにしました。

しきじの焼肉定食

しきじのご飯

どうじゃ!この神々しい山盛りライスは。味噌汁も米も水の良さがわかる優しい味わい。ちなみに焼肉自体も意外なことにかなりの薄味で、繊細さを大事にしているこだわりの定食でした。

結論、いますぐ新幹線に乗れ!

というわけでマジでキモいサウナオタクの訪問記を読ませてしまいすいませんっした。でも本当に最高の最高なので今すぐで新幹線に乗って静岡に向かってください。ただ平日の昼でもほぼ満員なので、土日祝はけっこうしんどいのではないかと思います。でもYou休み取っちゃいなよ。後悔はさせません!

偶然さんのサイン

おまけ。フロントの前にドラマ「サ道」に出演していた、偶然さんこと三宅弘城さんのサインがあるよ。劇中に出てきた「偶然様」のバージョンも貼ってあって、ちょっと嬉しくなったのでした。

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田中(あらいちゅー)

世界中の変な場所で変なものを食べ続ける、あらいちゅーこと田中です。中華料理、飛行機、カジノ、サウナ、鉄道が大好きで、北朝鮮にいったり鉄道でアメリカ大陸を横断したりと、ちょっと変わった旅をしています。詳しい自己紹介は運営者情報からどうぞ。

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