「最長片道切符の旅」で有名な広尾駅跡
宮脇俊三さんの「最長片道切符の旅」で、スタート地点になったことで有名な国鉄広尾線広尾駅。
解体工事中とは知らず、10月頭に訪問したのですが、現地にはもう何も鉄道駅の痕跡はありませんでした。
完全に撤去が終わり、新しいバスターミナルをこさえているところのようです。
ロータリー(現在は元駅舎もまとめて囲んでいます)をぐるっと回ってみましたが、路盤のようなものもなく、一瞬帯広方面がどちらかわからなかったほど。それくらい、鉄道の匂いというものはありません。
駅の隣に小さな鉄道記念公園があり、転轍機や動輪が残れさてはいるのですが、本当に小さな空間です。
逆になにもないがゆえに「ここが広尾線の終着駅で、もしかすると襟裳方面まで鉄道が延びて、日高線とつながっていたのでは」といったロマンを感じさせました。
パノラマで撮影した写真もおまけで。
この公園側が帯広方面で、ここから列車が街に滑り込んでいたわけです。