ビジネスクラスの機内食が美味しくなっている?!
遅めの夏休みをいただいて、インドネシアとタイに遊びに行ってきました。
行程は羽田(ANA)→ジャカルタ(タイ国際航空)→バンコク(タイ国際航空)→羽田の3フライト。
全てビジネスクラス利用です。
ANA NH855 羽田→ジャカルタ ビジネスクラス
というわけで、眠い目をこすりながら羽田空港にやってきました。
10時20分発の便なので、早起きしたため体調がイマイチ。トホホです。
ジャカルタは渋滞だの食あたりだの治安だので、現地についてからが大変なので、飛行機でのダメージは最小にしたいところ。
なので、機内が(比較的)乾燥していないボーイング787に乗れるのは、正直うれしいですね。
ANA ボーイング787のビジネスクラスはこんな感じ
朝イチから10分ほどのディレイとなりましたが、まだまだ許容範囲。
それでは、機内にお邪魔します!
座席はこんな感じ。
まあ、ビジネスクラスとしては普通でしょうか。
デスクに乗っているのは小生の中型カメラバッグです。
足は完全に伸ばせますし、座席もフルフラットにできます。
奥行きはいいのですが、幅はやや窮屈。
そう考えると、右側のデッドスペースがもったいないですね。
カバンやら何やら置けそうですが、離陸時に物を置くと滑り落ちてしまうので、結局カバン類は頭の上に入れてしまいます。
最終的に「使うまでブランケットを乗せておく台」となりました。
もったいないので、フタつきの物入れにしてほしいですね。
アメニティポーチはなし
ちなみにアメニティ類はCAさんが配りに来る形式で、ポーチなどはありませんでした。
ジャカルタ線はビジネス客しかいないからか、他社の中長距離便と比べて、コストをちょっと削られている印象があります。
スリッパは持って帰ろう
アメニティは総合的に今ひとつですが、スリッパがいつもの通りしっかりしたものなので、これは嬉しいところです。
滞在先のホテルで重宝したりするので、恥ずかしがらずに持って帰りましょう。
ウェルカムドリンクは無理せずオレンジジュース
着席すると、ウェルカムドリンクが配られます。
白ワイン(スパークリングかも)とジュースの2択ですが、お酒に弱いので、無理せずジュースをいただきます。
味はいい、それなりのオレンジジュースでした。
うーん、お酒を飲まない人は、損ですね!
機内食は洋食をセレクト
個人的に「機内食は到着地で食べられないものを選ぶ」というルールにしているのですが、ジャカルタで一番おいしいものは韓国料理なので、どちらにしろ現地では和食も洋食も食べられません。
というわけで、今回は気分で洋食にしてみました。
食事と合わせるお酒はいろいろとあるのですが…。
無理せず炭酸水でいただきます。
レモンを入れましょうか、と、CAさんが提案してくれるのは嬉しいですね。
前菜はいつもの通りがっか…あれれ、おいしいぞ
ANAのビジネスクラスは、アミューズと洋食の前菜がイマイチなのが残念なところ。
とにかく「オリーブオイルとバジルっぽいやつ」「ジュレっぽいやつ」「寄せたやつ」を続けて出してくるので、正直、やや飽きているのかも。
今回もメニューに、それぞれ
- パプリカ風味のチーズスティック
- ポ ークハムとトマトのアスピックとコル ニッション
- 2種のオリーブとチーズ ハーブオイルとともに
- 帆立貝のムースとキノコのマリネ
- 茄子のルエルと海老のバジル風味
- 鶏と牛蒡のバロティーヌ トリュフの風味のジュレを乗せて
さて、アミューズをいただきますか。
見た感じは「いつもの」感がすごくあるのですが、口に入れてみると、ややびっくり。
以前より美味しくなっている気がします。
チーズスティックはいつも通りなのですが、全体的に乾き物感が減ったと言いましょうか、味が濃くなって、チーズに引きずられなくなったといいましょうか。
もしかして前菜も、と思ったら、こちらもいいお味でした。
特に「茄子のルエルと海老のバジル風味」がいいですね。
茄子とエビの食感のコントラストが楽しいのです。
ソースの出来もよく、全体的に味がしっかりしていて、最後まで楽しめました。
ANAの機内食は冷やしすぎ!
ただ残念なことに、冷やしすぎ。
カトラリーが冷たくて持てないくらいだったので、しばらくおいてから食べたのですが、それでもやや、冷たすぎでした。
味はいいだけに、本当に残念!!
座った席が1列目なので、サーブされるのが早かったせいかもしれません。
みなさんは後ろ側に座るか、サーブされてから少し時間を置いて、カトラリーがぬるくなったあたりで食べてみてはどうでしょうか。
メインディッシュは牛フィレ肉のポワレ
前菜を美味しくいただき、いよいよメインディッシュ。
ところが、ここから機体が超揺れ出します。
どうするんだろう、ランチは一時停止か、と思ったら、そのまま気合いでサーブされました。
写真も撮れないくらいの揺れ方で、ピントが全然合いません。
それでも気合でナイフとフォークを入れたところ…うん、小生好みのミディアムレアですね。
季節感のある甘めのソースも美味しい。
これはいいんじゃないでしょうか。
ただ、全体的にややぬるいような…。
前菜もそうですが、せっかく地上でシェフが美味しくこしらえてくれた料理なのですから、温度管理にもうちょっと気を配ってくれたらなあと思います。
デザートはおなじみのピエール・エルメ
デザートはファーストクラスラウンジでもおなじみの、ピエール・エルメ監修のもの。
これまた、揺れまくりで写真が撮れません。
気合いでサーブしていただいたので、こちらも気合でいただきます。
メニューには「マロンポワレと抹茶クリームを使った、パッションフルーツ風味クレームブリュレのグラスデザート」と書いてあるのですが、なんのこっちゃです。食べないとわかりません。
パクッ。
おおお、これは旨い!
この系統のスイーツは何回もいただきましたが、今回が一番の出来だと思います。
もしかすると、メニューの組み立てがいいのでしょうか。
酸味がほしいな、という頃合いに、パッションフルーツの風味はピッタリでした。
ちなみに、なぜかこれだけ適温でした。
ビジネスクラスの機内食に味のコントラストが出てきた
というわけで、揺れまくりの上に温度管理がイマイチで、完璧なランチとはならなかったのですが、ANAのビジネスクラス機内食、いっときよりは確実に旨くなってます。
もしくは、このロットが当たりなだけか…(笑)
今までは「和食のクオリティに比べて洋食は落ちる」という印象だったのですが、味にコントラストが出てきたせいか、最後まで飽きずにいただけました。
食後は読書をしたり、仮眠をしたりで、気がついたらジャカルタに到着していました。
さあ、街に繰り出して、夜は中華料理だ!!!(笑)