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【富士もここまでやります】X-Pro2をレビュー!最大の魅力は堅牢さと軽快さ!?

2016年1月20日

さっそくX-Pro2をさわってきました!

レビューというほど大層なもんではありませんが、富士フイルムスクエアで実機をさわり倒して来たのでご報告。

名物スタッフ?の高橋さんにも色々と聞いてきましたので、まとめておきます。

まず画質についてはスタッフさんいわく、画素数は増えているけど高感度耐性は増しているとのこと。

X-Pro2

夜景についてはわかりやすいサンプルがないのですが、カラフルなテントが並んだ写真が壁一面に伸ばされていたので、解像度には自信があるというアピールなのでしょう。実際とても滑らかな絵で、周辺部までピチッと描画された素晴らしい一枚でした。

※この写真は公式サイトからダウンロードできます。

しかしカメラとしての魅力は画質そのものよりも、堅牢な造りとOVF、軽快な動作でしょう。

OVFは想像以上にヌケの良い見え方で、ブライトフレームもコントラストが十分にあります。またX-Pro2から搭載された、スタッフさんいわく「技術のブレイクスルー」だという、OVFにEVFを重ねる機能がスゴイ!

高橋さんいわく、鳥や野生動物の撮影に便利とのこと。確かに、超望遠だと被写体の周りの様子がわかりませんからね。OVFで風景全体を見ながら、EVFでフレームを追い込めるのはよいですね。

X-Pro2

XF100-400 F4.5-5.6と組み合わせてみた

最新のXF100-400と組み合わせてもらいましたが、ハンドリングも良好で、テレコンをつけてもガッチリしています。高橋さんいわく、カメラもレンズもテレコンもかなりしっかり作ってあるとのことですが、やはり三脚座に一脚などをつけたほうが無難とのこと。

ただ、400mmを越えてくると、ブライトフレームは殆ど役に立ちません。さらにテレコンをかますと、ほぼ意味なし。どのへんが写るかわかるという程度です。

先述の通り、OVFで全景を見て、右下のオーバーレイEVFをメインにフレーミングを決めて、そのあとで全面EVFに切り替えて追い込む、という運用になると思います。

オーバーレイEVFの画面がやや小さい気もしますが(変えられる?)、全面EVFとの切り替えも軽快なので、トータルで実用になると思います。

あとOVFで気になったのはケラレですね。XF16-55mm F2.8をつけると盛大にケラレてしまいました。

なお高橋さんいわく、OVFファインダー視野率は92%。ブライトフレーム使用時は、枠線より気持ち広く写る(枠線の外側がちょっと入る)くらいで考えるとうまくいくそうです。XF35mmF2で試したところ、確かにごくごく少しだけブライトフレームよりも広いかな、という感じでした。

なにより感激したのはスピード!

そして触ってみて一番感激したのが、動作の軽快さとボタン類の堅牢さ。X-T1は十字ボタンがヘコヘコしていますが、X-Pro2はパコパコしていてクリック感があります。

動作スピードはX-T1よりも各段に向上していて、サクサクヌルヌル。まったくストレスありません。仕事で毎日使う人は、これにお金を出す価値あり、です。

カメラとしては間違いのない一台に仕上がっていると感じましたが、問題は20万円を超えてくるであろうお値段ですね。XF100-400を合わせると、大手の中級フルサイズに手が届きます。

X-Pro2の出来自体は素晴らしそうなのですが、やや値段がこなれてからかな~という感じです。X-T2を待つか?も含めて、嬉しい悩みですねえ。

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田中(あらいちゅー)

世界中の変な場所で変なものを食べ続ける、あらいちゅーこと田中です。中華料理、飛行機、カジノ、サウナ、鉄道が大好きで、北朝鮮にいったり鉄道でアメリカ大陸を横断したりと、ちょっと変わった旅をしています。詳しい自己紹介は運営者情報からどうぞ。

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